最後の敵
「幻刀」によって「世界」を切り「虚無」に入る、、
そこにいた者は、、
そうして、「虚無」での話を終えると、アムリスは、、
その者は「世界」を巻き込む戦いを始める、、
アムリスが真っ白な空間にいた、、
「ここが、、クライオスが目指していた「空間」、、「虚無」、、」
アムリスがそういうと後方から声が聞こえる、、
「あれ?ここに人が来るなんていつ振りだろうねぇ。」
「、、っ!?だ、、誰!?あなた!?」
「あれ?ここに来たってことは私のこと知ってるんじゃないの?」
「、、私は、、クライオスがここを目指していると聞いて、ここまで来たのよ。」
「そうか、、お前はクライオスの手先か?」
「いいえ?私はクライオスの妻ですよ。」
「そうか、、そういえば、あいつには妻がいたな、、まぁ、そんなことはどうでもいい、、クライオスはどこにいるのだ?」
「、、クライオスは、、私が殺した。だから、ここにはいないし、もう会うこともないだろうね。」
「そうか、、そうかそうか、、あいつは死んだか、、それは好都合だ。」
「は?何言って、、」
「安心しろ、、これからお前は死ぬからな!!」
すると、アムリスは真っ白な空間から色鮮やかな「世界」へと帰ってくる、、
だが、ゆっくりする暇はない、、
「月の使徒」と「太陽の巫女」が攻撃を仕掛けてくる、、
しかし、アムリスはその攻撃に対応し、後方へと飛ぶ、、
「、、な、、何だったんだ?今のは。」
「どうした?いきなり上の空になって。」
「、、お前たちは、、誰の声を聴いた?」
「、、どこでそれを!?誰から聞いた!?」
アムリスがそう問うと、、
「月の使徒」と「太陽の巫女」が青筋を立て、怒りをあらわにする、、
それが、アムリスにとっての回答になる、、
「そうか、、お前らは知ってたんだな、、「虚無」にいた者のことを、、」
「もちろんだとも!!私たちはあの方によってこの座にいるのですから!!」
「、、そうですか、、では、あの者はあなた達の上司なのですね。」
アムリスが「世界樹」の方へ指を指す、、
そこにいたのは「虚無」でアムリスと話していたものであった、、
「、、っ!?「無敵」様!?どうしてここにいるのですか!?」
「、、そいつが「虚無」に入ってきたので起きてしまったのですよ。ですが、そのようなやつを「虚無」にまで入らせるとは、、随分と腕が落ちましたね。「月の使徒」「太陽の巫女」。」
「も、、申し訳ありません!!今すぐに!!」
「月の使徒」「太陽の巫女」が頭を下げ、すぐにアムリスに攻撃をしようとするが、「無敵」と呼ばれるものが手を振る、、
それが意味していたことは、「月の使徒」「太陽の巫女」の出番を終えたことを意味していた、、
「ま、、待ってくださ、、!!」
二人が叫ぼうとした瞬間、、
「無敵」は二人を球体にして、自身の体内に取り込む、、
「、、と、、取り込んだ?」
アムリスが認識したときには、「無敵」は「世界樹」の結界の頭上に浮いていた、、
そうして、「無敵」は両手を大きく広げると「空間」が大きくゆがむ、、
それは、空を雷雲が覆い、海は荒れ果て、大地が大きく隆起する、、
正しく「災害」そのものであった、、
「ど、、どうなってるの!?あれが人が持っていい力なの!?どう考えたってあれは「神」に近い力じゃないの!?」
「、、アムリス様!!今は「世界樹」から離れるべきです!!」
アムリスが「無敵」に気が取られていると「月曲」が声を張る、、
すると、「月曲」の言った通り「世界樹」がアムリスに牙をむく、、
しかし、アムリスは「月曲」からの声を聞き命をつないだ、、
そうして、アムリスは「世界樹」の結界から出る、、
「どうして私を助けたの!?私はあなた達から、、クライオスを、、」
「関係ありません。クライオス様は最初から死ぬつもりでここに来たのです。ならば、あなたを生かし、クライオス様の意志を生かした方がいいと判断しただけです。」
「そう、、なら、手伝ってね。「月曲」ちゃん。」
「その呼び方はやめてほしいですが、、いいでしょう。」
「わ、、私にできることは!?」
「貴方は、、「無情」。そうですね、、なら、あなたはクライオスの死体を回収して隠れてください。そして、ここぞという所でクライオスの死体とともに出てきてね?」
「、、っ!!分かったわ!!」
そうして、「神」のような力を持った「無敵」にアムリスと「月曲」が相対し、「無情」はクライオスの死体を回収し、どこかへと隠れた、、
これから始まる戦いは「世界」を巻き込んだ天上の戦い、、
これに負けることが意味することは、、
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この作品は不定期です。