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繋がる意思

「世界樹」が脈打つ、、

そして、「世界樹」から現れたものは、、

クライオスは、、

だが、意思はつながる、、

「世界樹」が脈打つ、、

それを見たクライオスが口を開く、、


「くそが、、時間かよ、、」


「お前の勝ちはなくなったな、、「無敗」。」


「はぁ!?お前ら如きが決められるほど俺は弱くねぇよ!!」


「そうだな、、なら、、どうして、お前の腕が飛んでいるのだ?」


「月の使徒」がクライオスに対していった、、

その言葉が信じられなかったクライオスは自身の左腕を触る、、

しかし、クライオスの手に伝わってきた感覚はなかった、、


「、、っ!?く、、くそが!!いつの間に持っていきやがった!?」


「、、あなたはもう御方の領域に入っている、、あなたができることは、、もうないのよ。「無敗」。」


「、、黙れ!!ここからでもあいつに一発は入れられる!!」


「何を言っている?「世界樹」から去ったものが、「世界樹」を支えていたものに勝てるわけがないだろうが。御方は「世界樹」を支え、守り続けて来たもの、、「世界樹」も御方の味方をするだろうが。」


「、、「無法」、、お前は俺のことが分からないのか、、?」


「、、、、、」


「そうか、、お前は分からないのか、、」


クライオスが寂しそうに「無法」に声をかけた、、

しかし、「無法」は何も言わずにクライオスに攻撃をしようとする、、

だが、クライオスは「無法」を、、自身の妻の名を呼ぶ、、


「、、アムリス、、」


「、、っ!?」


それを聞いた「無法」は一瞬動きが止まる、、

その隙をクライオスは逃さず、「神刀」を突き立てる、、

しかし、、


「、、ぐふっ、、やっぱり、、お前には届かねぇか、、ごめんな、、お前には

殺しをしてほしくなかった、、「世界樹」の贄にならないでほしかったのに、、お前のことを置いて至った挙句、、こんなことに、、本当にごめんな、、アムリス。」


「神刀」を突き立てたクライオス、、

だが、「無法」はクライオスよりも強く、早かった、、

クライオスの突き立てた「神刀」は「無法」によってクライオス自身に返され、腹部に刺さっていた、、

それを見たクライオスは自身の心と謝罪を込め、「無法」に言葉をかける、、

それを聞いた「無法」は一粒の涙を流す、、


「、、泣くな、、お前は俺を殺した、、だから、、この”力”はもうお前のものだ、、」


クライオスは力なく「世界樹」の地面に倒れこむ、、

それを見た「無法」にクライオスの「称号」である「無敗」が移る、、

そして、「無法」が初めて感情を出す、、

しかし、「月の使徒」と「太陽の巫女」は立ち上がり、「無法」によって行く、、


「お目覚めの直後で”謀反者”クライオス・レジスティの殺害をお願いしてしまい申し訳ありませんでした。改めました、おはようございます。”御方”アムリス・レジィ様。」


「、、「使徒」、、「巫女」、、わ、、私は自身の夫を、、」


「いいえ。あの者はあなたの夫ではございません。「世界樹」の。「世界」の敵でございましたので。御方が気にすることなど何もございません。」


「、、私は、、今まで何を、、」


「申し訳ありません。御方には「世界樹」の養分に。」


「月の使徒」がそう言った瞬間、、

「世界樹」から根が「無法」に向かって行く、、

しかし、「無法」はその根を躱した、、


「、、どうして避けるのですか?御方。」


「私は、、私はクライオスの意志を引き継ぎます。」


アムリスがクライオスの遺志を引き継ぐといった瞬間、、

アムリスの背後にクライオスの帯と光輪が現れる、、

それと同時に「世界樹」から根が伸びる、、

しかし、アムリスはその根をすべて躱し切り落とした、、


「、、そうですか、、あなたも「世界樹」に歯向かうのですね。御方、、いや、「無法」アムリス・レジィ、、」


「、、えぇ、、今をもってあなた達の敵です。ですが、この姿になった私に勝てるのですか?私はクライオス程甘くはないですよ?」


アムリスが言う、、

それに答えるように「月の使徒」が矢を引き、アムリスに飛んでいく、、

「月の使徒」が放ったその矢はクライオスであっても腕を貫かれるもの、、しかし、アムリスはその雷のような矢を自身が持つ刀で切り落とす、、


「、、その刀、、「神刀 無銘一空」、、それも引き継いだのですか?」


「いいえ?この刀は元々私の刀です。この「世界」にたった一振りしかない刀、、クライオスは「神刀」と言っていたようだけど、、どうやら隠しきったようね、、」


「何を言っているのですか?刀などどれも一緒でしょう?」


「そうね、、普通のものが打った刀ならね、、でもね、私は「無法」の「称号」ともう一つ「古名匠」、、私が本気打ったものは「世界」に干渉できる、、だから下手に打てないのよね、、でも、この刀は私が本気打って、クライオスが鍛え上げた刀、、だけど、どうやらクライオスは私だけを守るためだけに鍛え上げたよね、、やっぱり、クライオスには勝てないわ。」


アムリスが呟くと刀を構える、、

すると、刀がそれに答えるように形を変える、、

それはクライオスが自身の妻である、アムリスを守るために鍛え上げた刀、、

そこにあったのは純粋な愛情と守りたいを言う強い意志であった、、


「、、刀が変わった?いや、、刀というより、、”幻”に近しい、、刃が揺れている?」


「えぇ、、この刀は「幻刀 無天幻想」、、この刀の前に「時空」は関係ない、、この刀が切るのは「世界」だから、、」


アムリスがそういうとその場で刀を振るう、、

すると、「世界樹」と「世界樹」の結界、そして「空間」を切り裂き、「月の使徒」と「太陽の巫女」の動きが止まる、、

そして、「世界樹」が切られたことにより、「世界」の支柱が消え、「虚無」と呼ばれる真っ白な空間にアムリスはたどり着く、、

そして、そこにいたのは、、

お読みいただきありがとうございます。

誤字脱字、意見などありましたら、コメントなどしていただけると幸い。

高評価、ブックマークなどもよろしくお願いします。

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