「世界樹」での戦い
「世界樹」についにたどり着いたクライオス、、
しかし、クライオスは「無情」と「月曲」に足手まといだという、、
そうして、クライオスは「世界樹」の結界の中に入り、、
「月の使徒」「太陽の巫女」と対戦を始めた、、
そうして、クライオスは「世界樹」にたどり着く、、
すると、クライオスは「無情」と「月曲」に向かって言葉を発する、、
「よし、、ここまで来たな、、それじゃ、お前らはここで待ってろ。」
「、、っ!?ど、、どういことですか!?」
「そうよ!!ここまで来たのに待ってろって何よ!!クライオス!!」
「お前らは足手まといだ、、「世界樹」のある空間はこの世界とは別の空間になっている、、そこで存在を保てるのは「月の称号」「太陽の称号」「無の称号」「万物の称号」を授かってから最低でも百年は立ってないと「称号」に飲み込まれる、、だから、お前らは足手まといだし、、まず、入れんやろ?」
クライオスはそういうと「世界樹」の周りを囲む結界に近づく、、
そうして、クライオスは「世界樹」の結界に手を伸ばし、ゆっくりと結界の中へと進んでいった、、
それを見た、「無情」と「月曲」も後を追いかけ、「世界樹」の結界に触れるが結界は二人を弾く、、
「、、やっぱり、、入れねぇな、、あの二人は。」
「たった一人で来たのですか?「無敗」クライオス・レジスティ」
「あぁ、この結界内に入れるのはどうやら俺だけらしいしな。」
「、、資格としては「月曲」も入れるのですが、、どうやら、御方が弾いているようですね。まぁ、私共といたしましては、どうでもよいということろなのですが、、」
「そうだろうねぇ、、それにしても、、相変わらず、どっちがどっちか分かりにくい服装と顔だね、、「使徒」「巫女」や、、」
「そうですか?私的にはこのようなタキシードは非常に動きやすいですし、防御にも優れていますので。」
「そうです、僕は武器を複数持つ戦い方なのでこのように手足が隠れる服装がベストなのです。」
「だからって、、なんで「使徒」がそんなドレスに近いもの着て、「巫女」がタキシード来てんだよ、、せめて「巫女」は巫女服とか、、色々と正装があるだろうが、、」
「おや?服装なの何でもいいのですよ、、大体御方が我々の服装に文句を垂れたことはないだろ?」
「まぁな、、」
「それじゃ、、話も終わった、、その身をもって御方に謝罪をしろ、、「無敗」。」
「おいおい、、いきなり仕掛けるのか?久しぶりの再会だってのによ、、」
クライオスが小言を垂らした次の瞬間、、
クライオスの眼前に槍が飛んでくる、、
その速度はクライオスが今まで相手にしてきたものたちの誰よりも早く、正確にクライオスの顔を捉えていた、、
しかし、クライオスも「世界樹」に入ってきてからは一切の油断をしていなかったためその攻撃を薄皮一枚で躱した、、
「、、っ!!あっぶねぇな!!「使徒」!!今ので死んだらどうすんだよ!!」
「あの程度の攻撃で死ぬのですか?あなたが?冗談も上手くなったのですね。」
「、、ちっ、、可愛げのねぇ奴だな、、」
「無駄よ。「使徒」に可愛げを求めたって帰ってくるのは冷たい武器だけよ。」
「それは残念だな、、無類の可愛いもの好きのお前からしてみたら生殺し状態か、、」
「えぇ、でも、今はとっても頼もしいパートナーよ!!」
「太陽の巫女」がクライオスめがけて突っ込んでくる、、
しかし、「月の使徒」はそのようなこと気にする様子はなく、クライオスに対し弓を引いていた、、
それを見た、クライオスはこれまでの戦いと経験をもって「太陽の巫女」と「月の使徒」の攻撃を受ける、、
「構えなくていいの?このままじゃあ、、その腕、溶けるわよ?」
「、、なめるなよ?そんな攻撃程度で俺の腕が溶けるかよ。」
そうして、クライオスが「太陽の巫女」の攻撃に防御を合わせようとした瞬間、、
突然「太陽の巫女」が”陽炎”となり、その奥から「月の使徒」が放った弓がクライオスの腕を貫く、、
これまで戦ってきた者たちでも一切の傷をつけることができなかったクライオスの体に傷をつけるではなく、貫くというこれまで戦ってきたものたちよりも数段上であることをクライオスにたたきつける、、
「溶けはしなかったけど貫かれたね。「無敗」。」
「、、そうか、、確かに陽炎は予想してなかったな、、」
「そうでしょ?「獅爪」が使っていた陽炎は「避け」のための陽炎、、でもね、本当の使い方は「誘導」と「誤爆」、自分の攻撃を確実に相手に当てるか、さっきみたいに他者の攻撃を当てるかで使い分けることが陽炎の本質だからね。」
「、、やっぱり「獅爪」は陽炎を使いこなせていなかったか、、そうだよな、、姿を消し、残像をその場に残すなんてものを使いこなすならそれなりに年月をかけなきゃだよな、、」
「えぇ、それとあなたが今まで戦ってきたものたちよりも私たちは強いわよ?」
「、、やっぱり、、出し惜しみはできねぇか、、なら、、」
クライオスは「無敗」の力を出し、「神刀 無銘一空」と抜刀する、、
その圧は、「月の使徒」と「太陽の巫女」であっても威圧されるほどの圧であった、、
「それが、、「神刀 無銘一空」、、これほどまでに圧を感じるとは、、」
「、、もう、後戻りはできないぞ、、この戦いが、、俺の最後の戦いだ!!」
クライオスが刀を構え、「月の使徒」と「太陽の巫女」に向かう、、
そうして、「月の使徒」と「太陽の巫女」もクライオスの迎撃のため攻撃の態勢をとる、、
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この作品は不定期です。