「世界樹」からの刺客
「世界樹」に向か最中のクライオスに「七絶」の三人が立ちはだかる、、
そして、クライオスは三人の攻撃を受け、あることを確信する、、
クライオスが三人を吹き飛ばす、、
そして、クライオスは「暴食」と戦いを始める、、
「そうか、、「世界樹」に向かうまでの最後の敵はお前らか、、」
「、、お前の行く先なんて興味ない、、俺たちはお前を殺せればいいんだからな。」
「、、こんなに純粋な殺意は久しぶりだな、、いいよぉ、、来いよ!!「七絶」の生き残りども!!」
クライオスの叫び声に近しい声を出し、クライオスと「七絶」の戦いが始まった、、
「太陽の獅爪」との戦いを経験したクライオスの強さは「七絶」との戦いのときから力はそのままであっても戦いの技術は格段に上がっていた、、
それは三人の攻撃を完璧に防ぎ、避けることで表した、、
「どうした?こんなものか?「獅爪」は一人でお前らの攻撃より激しかったぞ?」
「あのな、、「太陽の獅爪」と比べるな、、あいつは世界五指に名を連ねてからおよそ五十年、、その間の入れ替わりもあいつは無敗だったんだぞ?」
「そうか、、そういえば「獅爪」はこの世界でも上位に位置する奴だったな、、でもな、、お前らの授かった”力”もあいつに比類するだろ?」
クライオスのその問いかけに三人はすぐさま返すことができなかった、、
それは三人が何者かに授かった力があることを示していた、、
「即答できないか、、お前らも落ちたな、、」
「、、落ちる?違う、、断じてそんなものではない、、俺たちが授かった力は「世界樹」からもらった力だ、、この力はお前を殺すのに十分すぎる力だから授かったのだ。」
「、、確かにな、、「世界樹」から授かる力は世間では「大儀」だったな、、はぁ、、所詮お前らもか、、」
クライオスがため息を出した瞬間、、
三人は木々をなぎ倒しながら遠くに吹き飛ばされる、、
その攻撃は三人の研ぎ澄まされた五感であっても認識できなかった、、
「なっ!?何が起こった!?「色欲」!!「嫉妬」!!無事か!!」
「私は大丈夫!!だけど「色欲」の腹部を枝が突き抜けてる!!」
「、、っ!!」
「暴食」が「色欲」と「嫉妬」がいる方に走っていこうとするが、眼前にクライオスが現れる、、
「、、っ!!クライオス・レジスティ!!そこをどけ!!お前のせいで「色欲」の腹部に!!このままじゃ死ぬぞ!!」
「いいんだよ、、だってお前らは俺の敵なんだから、、」
「、、どこまで落ちる!!クライオス!!」
「落ちる?何言ってんだよ、、俺は世界の敵だぞ?そんな俺に落ちるだぁあ!?なめたこと言ってんじゃねぇぞ!!「暴食」!!傷ついた仲間より眼前の敵だろうが!!」
クライオスが「暴食」に対して説教のように声を上げ、二人の戦いは激化していった、、
その戦いは「太陽の獅爪」との戦いに引けをとらないような戦いであった、、
「ははは!!素晴らしぞ!!「暴食」!!お前の力は「獅爪」に匹敵するな!!」
「黙れ!!今はお前にかまって暇はないんだよ!!早くしないとまた仲間が死ぬんだよ!!」
「それが戦いだろうが!!仲間がなんだ!!民がなんだ!!友が、親がどうした!!勝てなければ全員死ぬ!!それが戦いだろうが!!「暴食」!!」
「、、っ!!くそが!!」
それからクライオスと「暴食」の戦いは数分にわたって続いていた、、
その間、、刻一刻と「色欲」の死が近づいてくる、、
その焦りが「暴食」の思考と判断を加速させる、、
(、、これ以上クライオスに時間をかければ、、「色欲」は死ぬ、、だからと言ってクライオスから目を離せば致命傷を入れられる、、なら、、)
「暴食」がそう考えを終えると何かを覚悟したのか自身の頭を守るように防御をとる、、
その光景を見たクライオスが笑いながら言葉を出す、、
「あははは!!なんだそれは!!腹ががら空きじゃねぇか!!」
クライオスは「暴食」の無防備となった腹部を激しく突く、、
その攻撃は「色欲」のいる方に対して吹き飛んでいく、、
しかし、「暴食」はクライオスからの攻撃の受ける角度、威力を先ほどの思考で計算していたのであった、、
そのため、「暴食」は即座に立ち上げり「色欲」の治療を行った、、
「なるほど、、俺からの攻撃を受ける前提での防御か、、なるほどな、、随分と仲間思いなんだな!!「暴食」!!」
「、、大丈夫、、お前は生き残るべきだ!!帰って来い「色欲」!!」
「暴食」は「色欲」を治療しながら呼びかけていた、、
その呼びかけに答えるように「色欲」は目を覚ます、、
「、、はっ!!はぁはぁ、、ぼ、、「暴食」、、?」
「よかった、、本当によかったよ!!「色欲」!!」
「はぁ、、よかった、、あと少し遅かった死んでいた、、」
「ありがとう、、「暴食」、、それで、、クライオスは?」
そうして、三人がクライオスの方を向く、、
「、、、さて、、そろそろ三人でかかって来い、、最後の戦いにしようぜ?こっちも「世界樹」に行きたいしな。」
クライオスがそう言い、三人は「世界樹」から授かった力を開放し、クライオスと三人の戦いは終わりに近づいていく、、
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