決定された勝利
クライオスが「五輪輪廻」の二射目を「太陽の獅爪」に当てる、、
しかし、「太陽の獅爪」は陽炎になっていた、、
だが、クライオスの「無敗」は「太陽の獅爪」をとらえていた、、
そして、三、四射目を順調に当てる、、
だが、五射目が放たれようとした瞬間、、
そして、クライオスと「太陽の獅爪」の戦いは、、
クライオスの二射目の「古代魔術」が「太陽の獅爪」を襲う、、
「太陽の獅爪」も陽炎を使い避けようとする、、、
しかし、クライオスの「古代魔術」は正確にとらえ当たる、、
「、、っ!!本当に、、どうなってんだよ、、陽炎だぞ!?姿かたちもぼやけて認識できないはずなのによ!!」
「だから言ってるだろ?これが「無敗」と呼ばれる所以だと、、ほれ、、次行くぞ。」
クライオスが三射目の「古代魔術」を放つ、、
だが、「太陽の獅爪」は陽炎を使おうとせず、甘んじてクライオスの「古代魔術」を食らった、、
それを不思議に思ったクライオスが言葉を発する、、
「どうして避けなかった?「獅爪」?」
「避けたところで簡単に当てるからだ。だから、、」
「太陽の獅爪」が何かを決意し、クライオスに向かって行く、、
その攻撃は、これまでの攻撃である「周囲に熱を発する」攻撃ではなく、「熱を爪の形にする」攻撃であった、、
「ほぉ!!それがお前の「獅爪」の由来か!!」
「あぁ、、お前の能力は厄介だ、、だから、直接お前を叩いて「五輪」を潰す。」
「、、っ!!怖いねぇ!!」
クライオスは四射目を放つ、、
「太陽の獅爪」は避けることなく攻撃を受ける、、
だが、「太陽の獅爪」は攻撃を受けることを前提にクライオスに向かって行ったため、動きを止めることなくクライオスの眼前にたどり着く、、
「、、っ!!ここまで来たか!!」
「ここで死ね!!「無敗」よ!!」
「太陽の獅爪」の攻撃が当たる瞬間、、
クライオスの最後の「古代魔術」を「太陽の獅爪」に当て、身をひるがえした、、
しかし、「太陽の獅爪」もただで攻撃を受けず、クライオスの腹部を削った、、
「、、ちっ!!、、流石にやるねぇ、、至近距離で「古代魔術」を食らっても俺の腹部を削るか、、」
「、、お前もあの速さで発動できるのかよ、、おかげで攻撃に使った右半身の大半が大やけどだぜ。だが、、次は外さない。」
「太陽の獅爪」が次の攻撃のためにクライオスに向かって行く、、
だが、クライオスは「終輪忘却」を展開させた、、
「展開まで随分とかかるんだな!!「無敗」!!」
「あぁ、、これは随分とかかるんだよ、、でもな、、お前、少し”気が緩んだ”んじゃねぇか?」
クライオスがそう言葉を発すると、「太陽の獅爪」の熱が消失する、、
「、、っ!!しま、、!!」
「太陽の獅爪」が熱を爪の形にしようとするが、、
それよりも先にクライオスの「終輪忘却」が発動する、、
その威力はこれまでの「五輪輪廻」の比ではなかった、、
その一撃は、帝国があった場所一帯を消し飛ばし、「太陽の獅爪」の下半身を持っていった、、
「、、く、、そが、、、」
「さようなら、、「太陽の獅爪」、、キャスラル・フレイアズ。」
クライオスが別れの言葉を言い空からゆっくりと降りる、、
一番最初に話しかけてきたのは「月曲」であった、、
「お疲れ様です。クライオス様。」
「おっ、、生きてたのか。「月曲」。」
「えぇ、ですが、やはりこたえますね、、かつての師であり親である「魔の英雄」を殺すことは、、」
「そうか、、それで、、そのわきに抱えてるのは?」
「ん?これか?「命闇」だよ。戦闘継続意思がなかったからこうして抱えてるんだよ。」
「そうか。」
クライオスは「月曲」との会話を終えると、「太陽の獅爪」のもとへ歩いていく、、
「、、、やっぱり息があるね。さすがだ。」
「、、な、、何だ、、あの攻撃、、というか何で、、熱が、、」
「あの攻撃が「終輪忘却」、、神代の時代でも一握りしか使えなかった「古代魔術」だ、、そして、お前の熱を消したものは「五輪輪廻」を展開させる前に発動させていた集風だよ、、少しでも気を抜けば熱を吹き飛ばせるようにずっと発動させていたんだよ。」
「、、そうか、、お前は読んでいたのか、、」
「まぁな、、俺は「知略」の「称号」も持ってるからな、、戦いとは”予測”と”経験”が大半を占める、、まぁ、、相手が悪かったってことだ。」
「、、お前は、、これからどうする、、」
「俺は「世界樹」に喧嘩を売りに行く。」
「、、そうか、、お前なら、、もしかしたら、、」
「太陽の獅爪」がクライオスに何かを言おうとしたが、、
そこで「太陽の獅爪」は息を引き取った、、
「、、、じゃあな、、「獅爪」、、」
帝国襲撃はクライオスたちの勝利で終わった、、
帝国があった場所は巨大なクレーターとなった、、
そして、この襲撃で「琥珀」、「鬼霧」、「盾、魔、剣の英雄」、「剣聖」、「不壁」が死んだ、、、これは世界に大きい衝撃を走らせた、、
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