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最初の鍛錬

「鬼霧」と「琥珀」はクライオスの話を聞き終え「月曲」のところへと向かう、、

そのころ、「月曲」とアイは話をしていた、、

そこでアイが「月曲」に自身の考えを言う、、

そして、クライオスたちが合流する、、

合流したクライオスはアイに早速修行を付けた、、

三人は話をし終えると「月曲」の後を追って王国を後にした、、


「大丈夫ですか?アイ?」


「え?どうしてです?「月曲」?」


「だってあなたは自身の親を、、」


「、、「月曲」、、私は自分の意志で自分の親を殺した、、私の心はクライオスに知識を与えられた時に壊れたんだと思う、、でも、私は決して後悔はしてない、、私は私の意思で選んだ、、私の人生は私だけが決める権限を持っている。でも、、ありがとう、心配してくれて。「月曲」。」


「、、えぇ、、わかりました。でも、これからも心配しますからね?」


「月曲」はまるで母親のような優しい顔で受けごたえをした、、

そんな話をしていると三人が合流する、、


「お~い!!「月曲」!!アイ!!」


「あら?どうやらあの三人が追いついたみたいですね。」


「どうだ?アイ?「月曲」とは仲良くなれたか?」


「えぇ、それはもう。」


「そうかよかった、、なら、早速だが、、修行をしようか。」


「え?どういうことです?」


「ん?それはな、、」


クライオスが言葉を発する前にアイを空中へと蹴り飛ばした、、

その蹴りの速度は、アイの動体視力を簡単に超えた、、


「、、っ!!ぐっ、、!!な、、なんで、、!?」


「言ったろ!!修行だって!!これからお前には自分の能力の範囲と効力を知ってもらう!!」


「な、、!!馬鹿言わないでよ!!私の能力は「結合」!!物質と物質をくっつけるだけ!!空中に放り出されたら何もできないわ!!」


「違う!!お前は俺と同じ「無の称号」を得るに相応しいものだ!!ならばお前はできるはずだ!!”空間の結合”を!!」


「く、、”空間の結合”って、、私の能力はそんな万能じゃ!!」


「それはお前が空間を”空間”として認識しているからだ!!いいか!!お前の前では空間も”物質”だ!!面として捉えろ!!」


「、、っ!!空間を、、面として、、物質として、、捉える!!」


クライオスのアドバイスを基にアイは空間に手を当てながら自身の能力である「結合」を使用する、、

しかし、アイは空間は触れられないと思い込んでいるため空間を物質としてとらえられなかった、、


「、、っ!!やっぱり無理だよ!!空間は触れられないじゃないか!!」


「、、っ!!もう無理です!!クライオス!!今すぐ助けに!!」


「行ったら、、殺すよ?「月曲」。俺たちは殺しの道を選んだ、、なら、今、死の感覚と能力の拡張をしておかなきゃあいつは足手まといだ。」


「、、、っ!!、、、、」


クライオスが「月曲」に警告をする、、

そして、アイが地面に直撃する約2mのところで”空間の結合”に成功する、、

それは、死に直面した人間の瞬時の判断能力と適応能力によるものだった、、


「はぁ、、はぁはぁ、、」


「おぉ、、できたじゃないか。よくやったな。」


「よ、、よくやったって、、い、、いきなり蹴り飛ばした挙句、、死ぬかもしれない能力執行なんて、、ど、、どんな考え何ですか?」


「考えも何も、、これが一番、取得が早いからだ。よかったよ。習得出来て。」


「も、、もし、、これで習得できなかったら、、私はどうなって、、、」


「どうなってって、、そらぁ、、潰れた果実だろ。」


「、、、っ!!」


「大丈夫ですか!?どこか怪我は!?」


「無いよ、、ありがと、「月曲」、、どこも怪我してないよ。」


「よかったです、、クライオス!!さすがにこれは見過ごすことはできません!!アイは今日ですよ!?今日、能力を開花させたのに!!これではいつ死んでもおかしくありませんよ!?」


「あのな、、「月曲」、、アイは俺たちの道を選んだ、、なのに甘えさせるのか?甘えさせたらそれこそ早死にだ、、俺たちが殺すのはこの世界でも腕利きと呼ばれる奴ら、、国を守ってきた騎士団や世界をまたにかける冒険者、、挙句の果ては「七絶」、「英雄」、「月の称号」と言った「称号」持ち達、、甘えや鍛練不足がそのまま死に直結する世界、、だから俺は厳しく当たる、だから生きたいなら生き残れ。」


「、、わかったわ、、私はあなた達についていくと決めた、、故に私も死力を尽くして生き残るわ、、」


アイのその眼は自身の死すら厭わない覚悟の眼をクライオスに向けた、、

お読みいただきありがとうございます。

誤字脱字、意見などありましたら、コメントなどしていただけると幸い。

高評価、ブックマークなどもよろしくお願いします。

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