理由なき殺し
「嫉妬」が「暴食」を逃がし、クライオスとの戦いを選択する、、
しかし、「嫉妬」の眼には投資が宿っていた、、
その眼を見た、クライオスは最後の質問を投げかける、、
そして「嫉妬」もクライオスに質問をする、、
クライオスから帰ってきた答えは、、
「死ぬとわかっていて、まだ闘志尽きずか、、素晴らしいな、、お前が「七絶」ではなかったら仲間に欲しかった、、」
「そう、、それは残念ね、、」
「あぁ、本当に残念だな。ところでどうしてお前は「七絶」に入ったんだ?」
「、、どうしてそれを聞くの?」
「いや?普通に気になっただけだ。悪いか?死にゆくものに質問を投げかけるのは?」
「いいえ、、悪くはないわ、、そうね、、私が「七絶」に入ったのは「暴食」が気に入ったからよ。」
「ほぉ、、?それは何で?」
「なんでかしらね?もう忘れてしまったわ、、だって三十年以上も前よ?覚えているわけないじゃない。」
「そうか?お前は記憶力がいいと認識しているが、、それでも忘れてしまったか?」
「、、えぇ、、忘れてしまったわ、、今ね、、」
「そうか、、ならば仕方ないな、、じゃあ始めるか、、」
「あら?女性に喋らせておいてあなたは喋らないの?」
「それもそうか、、女性ばかりに喋らせてしまってはだめだな。さて、どんなことを聞きたい?」
「そうね、、色々と聞きたいけれども、、あなたはどうして「反転魔術」を使ったの?」
「、、それが最後の質問か?」
「えぇ、、」
「、、お前は「世界」から嫌われたことはあるか?人から嫌われたことはあるか?」
「、、、、、、」
「無いよな!!お前らは「世界」から好かれていたから!!だからお前らはこの選択をとらなかった!!お前らもこうなってみろ!!「世界」が!!人が!!親が自分を嫌うという現実を!!」
「それが、、あなたが使った理由なの?」
「、、って言えばいいか?それで納得するか?」
「、、、っ!?ど、、どういう、、」
「どうもこうもただ気になったからだよ、、」
「は?」
「気になったから「反転」させたんだよ、、温厚なやつが凶暴に、、夫婦が他人に、、好きになった人が嫌いな人に、、そんな風になったらどうなるのか気になったから変えたんだ、、ただそれだけの事、、嫌われていたから、、孤立していたから、、何てそんな崇高な理由はないんだよ。」
「そ、、そんなことで、、世界を、、「歴史」を変えたの!?」
「あぁ、”そんなことで”だ、、悪だからこうである!!善だからこうである!!「世界」が!!「歴史」が!!、、なんてばかばかしい、、悪いことをしたから、世界を混乱に落としたから、、それを起こした奴がそれ相応の理由があるなんて決めつけだよ。理由なんてどうでもいい、、まぁしいて言うなら「実験」かな?」
「ふ、、ふざけるな!!そんなことで許されると思うってるのか!?」
「知らないよ、、大体誰に許しを請うのさ?」
「あんたなんかに負けない!!絶対に「暴食」は生かす!!」
「あっそう、、そう啖呵を切るのはいいけど、、もうつながっていないのにどう倒すのさ?」
クライオスがそう言うと「嫉妬」の首が落ちる、、
「え?」
「だから言っただろ?死にゆくものだから喋っていると。」
「、、、、、」
「まぁ、、もう答えは返ってこないわな、、はぁ、、「暴食」にかけるか、、、どうやら「フレイフェス」も「色欲」もあっちについていったようだしな。」
クライオスがそう言いながら「嫉妬」の遺体を残しどこかに消えていった、、
その数秒後「色欲」が現れる、、
「、、さようなら、、「嫉妬」、、「暴食」とともにクライオスを倒すわ。」
「ねぇさん、、これ以上は、、」
「えぇ、わかってるわ。」
「色欲」が答えると「嫉妬」の遺体を火葬した、、
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この作品は不定期です。