狩人の話
クライオスが「七絶」を狩る理由を答える、、
その理由を聞いた「暴食」は自身の問いを投げる、、
そして、クライオスが「反転」させたのは「歴史」であった、、
歪に変わった「歴史」は、、、
「嫉妬」が取った行動は、、
「俺がお前ら「七絶」を狩る理由はな、、お前らが英雄で、英傑で、英霊だからだ、、」
「は、、?な、、何言ってんだよ、、俺たちが英雄、、?俺たちは「七絶」、、「七つの絶望を知るもの」たちだ、、」
「はぁ、、最後だから話してやるよ。俺の「反転魔術」は「対象のすべてを反転させる」、、そして、この「対象」はいったいどこまでなんだろうな?」
「、、む、、無機物か?」
「んん~、、違うな。この「対象」は「歴史」だ。」
「は?な、、何言ってんだよ、、「歴史」は何人たりとも干渉が許されない「絶対的事実」のはずだろ?」
「そうだな、、お前らの認識ではそうなんだろうな、、だが、「歴史」とは「物語」だ。あるものが語るものは、神が悪魔であるように。あるものが語るものは、英雄が魔王であったり。またあるものが語るものは、賢者が愚者であったりなど、、語るものによって「改変する物語」、、それが「歴史」だ。」
「ふ、、ふざけるな、、仮に「歴史」が「物語」だとしても、、それを勝手にいじっていい理由にはならない、、」
「そうだな、、だが、これが俺の「歴史」なのだよ、、私の「歴史」は「反転魔術」によって「理想」になった、、故にお前らの「歴史」も操れるようになった、、「憤怒」が俺に負けるように、、「色欲」が俺を愛するように、、お前らが悪のように、、」
「な、、何だよ、、そ、、それ、、それじゃ、、まるで俺たちが操られていたみたいじゃねぇか!!」
「あぁ、操られていたのだよ、お前らは俺によって、、そして、もうお前たちはいらなくなった、、「歴史」はこの「物語」を「世界」と認識した、、それが表すことはお前らの「完全消滅」!!これによりお前らは英雄から悪になった!!これで名実ともに、、「七絶」だ、、」
「、、私は、、あなたが好きだったの、、「暴食」、、」
「は、、?いきなり何言って、、」
「私、、嫉妬深いでしょ?だからこの気持ちを伝えたら嫌われると思った、、でも最後だから言うわね?私のこと忘れないでね?」
「嫉妬」がそうつぶやくと「暴食」の意識が落ちてゆく、、
それは「嫉妬」が隠していたもう一つの能力、、「嫉妬」が「七絶」に入った時の本当の能力、、「自身の心に嘘をつかない真実の愛を相手に伝えた場合、そのものを昏睡させる」、、
「、、、最後の献身か?「嫉妬」、、」
「えぇ、私の愛する者が目の前で死ぬのは嫌、、なら、私が死んで相手の記憶に残った方が私は好きだから、、」
「そうか、、なら、、俺も答えようか、、」
クライオスが「暴食」に手を向ける、、
しかし、それは攻撃ではなく譲渡であった、、
「、、何をしたの?」
「お前らの能力を「暴食」に与えた、、だが、「色欲」と「フレイフェス」の能力は勘弁してくれよ?この譲渡は「死んだもの」しか無理なんだ。」
「なら、私の力が譲渡できた理由は?」
「お前は一度死んでいるだろ?それが反映されているからだ。」
「そう、、」
「さて、、「色欲」!!「暴食」を回収しろ!!」
クライオスが叫ぶと「色欲」が「暴食」を回収し姿を消した、、
「、、優しいのね、、」
「まぁ、、「死ぬとわかっていて挑んでくるやつ」の願いは叶えてやるのが俺のポリシーだから。」
「そう、、なら、、」
「嫉妬」が息を整え構えをとる、、
その眼にはまだ闘志がこもっていた、、
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