二人の戦い
「暴食」「嫉妬」は戦いの覚悟を決める、、
その覚悟を受けたクライオスは正面戦闘を選択した、、
しかし、クライオスの「死霊魔術」と「幻惑魔術」によって「嫉妬」は、、
だが、「暴食」が「嫉妬」を鼓舞し、クライオスに新たな魔術を使わせる、、
その魔術は、空間をゆがませるほどの豪炎魔術であった、、
「暴食」「嫉妬」との戦いにクライオスは正面戦闘を選択した、、
その選択が「暴食」「嫉妬」を助けるか、、クライオスに蹂躙されるか、、
「今からアンデットの倒し方を教える!!時間も隙も無いから一度しか言えないぞ!!よく聞け!!「嫉妬」!!」
「当たり前でしょ!!早く言いなさい!!」
「頭だ!!頭を潰せ!!そうすれば数十秒は止まる!!」
「頭ね、、わかったわ!!」
「暴食」がアンデットの倒し方を「嫉妬」に話す、、
それを聞いた「嫉妬」はためらいもなく頭を潰す、、
「ほぉ、、聞いた瞬間に頭を潰すか、、随分と冷徹なんだな、、」
「当たり前でしょ!!あなたを殺すためならなんだってする!!」
「そうか、、なら、、お前が相手にしているのがお前の知り合いでもか?」
「は!?なにいって、、」
「よく目を凝らせよ、、「嫉妬」、、お前が倒しているのは本当に赤の他人か?」
「な、、なにいって、、だ、、だって、、」
「、、っ!!聞くな!!「嫉妬」!!お前が倒しているのはお前の知らない奴だ!!何も考えるな!!」
「なぁ、、どうなんだ?「嫉妬」よ、、」
「あ、、あぁ!!そ、、そんな!!お、、お父様!!お母様!!どうして、、どうして!!あぁ!!ごめんなさい!!ごめんなさい!!「憤怒」!!ごめんなさい!!」
「あぁ、、謝罪の亡者だな、、」
「くそ、、やっぱりか、、アンデットを倒している時に感じていた違和感は、、「幻惑魔術」、、トリガーは「アンデットに触れること」、「お前の問いに答えること」か?」
「聡明だな、、正解だよ、さて、、それじゃ、、お前も夢を見ると良い。」
クライオスが「暴食」に言葉を投げかけようとした瞬間、、
謝っていた「嫉妬」がクライオスを刺す、、
「、、どうしてだ?どうやって破った?」
「、、、、、」
「いや、、破ってはないな、、「憤怒」か、、死んでもなお私を驚かせるか、、」
「、、し、、「嫉妬」?」
「ごめんなさい、、ごめんなさい、、でも、「憤怒」が言うの、、「お前は間違っていない、七絶は誰もお前を責めない、だからクライオスを、、冷徹王を殺せ」って、、言うんだ、、」
「そうか、、なら、やろう、、俺たちが「憤怒」の願いを叶えるんだ。」
「うん、、わかった、、」
「ふぅ、、話し合いは終わったか?」
「あぁ、、ところで「死霊魔術」と「幻惑魔術」しか使わないのか?」
「ん?あぁ、、そうだったな、、それじゃ、違う魔術を使うか、、」
クライオスが手を叩くと「死霊魔術」で顕現していた亡者たちは姿を消し、「嫉妬」にかかっていた「幻惑魔術」も解けた、、
「さて、どんな気分かな?「嫉妬」?」
「とっても最悪の気分よ、、」
「それはよかった、、」
クライオスがそう答えると空に浮き始める、、
「さて、お前たちも飽き飽きしていただろう、、これから見せるのは「憤怒」にも見せなかったものだ、、認めよう、、お前ら二人は「憤怒」を超えた、、覚悟も力も、、故にこの力を使おう、、」
「う、、浮けるのか?」
「いや、、普通なら浮けない、、浮けたともして高等魔術だ、、」
「では、、その眼に焼き付けろ、、「豪炎魔術」、、「煉菊の大輪」。」
クライオスが唱えると足元に炎が踊るように菊の花の形になっていく、、
その火力は空間をゆがませるほどの豪炎であった、、
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