覚悟
クライオスが生前の名前を出す、、
その正体は歴史史上最悪と称されるものであった、、
そして、その証拠に「死霊魔術」にて過去の亡者を呼び起こす、、
しかし、その軍勢を見ても「嫉妬」「暴食」は一切引かなかった、、
「俺は皆が嫌う者、、冷徹王「グライオドル」だ、、」
「な、、何言ってんだよ、、れ、、冷徹王って言ったら三日で百万人以上の者たちを虐殺した、、歴史史上最悪と称される王だぞ!?」
「あぁ、言われたな、、「お前は悪魔だ。」「お前は生きていてはいけない。」などなど否定され続けたな、、そうか、、あの時からもう二百年前なのか、、」
「、、そ、、それでじゃあ、、お前が冷徹王だということを証明してみろ!!」
「まぁ、、そうなるわな、、じゃあ、、「死霊魔術」、、「万人の亡者」、、」
クライオスがそう唱えると「暴食」、「嫉妬」の周りを取り囲むほどの亡者たちが顕現した、、
「っ!?な、、なんだこのアンデットどもは、、!?」
「俺の「死霊魔術」は少し特殊でな、、「死んだものを操る」ではなく「殺したものを再現し操る」魔術なんだ。」
クライオスの言葉を聞いた「暴食」と「嫉妬」はその眼に光を宿せなかった、、
「ん?どうした?さっきまでの威勢はどうした?」
「ふ、、ふざけんな、、な、、何かの間違いだろ、、」
「はぁ、、「暴食」、、お前は「強欲」「憤怒」を食ったんだろ?なら「強欲」の知識と「憤怒」の勘の良さは持ってるよな?それを踏まえて、、今の状況が嘘だと思うか?」
クライオスのその問いに「暴食」は返す言葉を出せなかった、、
そして動かない「暴食」と「嫉妬」を見たクライオスは、ため息とともに亡者を操り始める、、
「もうどうでもいいな、、「食え」、、」
「、、っ!!「暴食」!!亡者どもが襲い掛かってきた!!アンデットの殺し方は何なの!?」
「、、もう無理なんだ、、無理なんだよ、、「嫉妬」、、「死霊魔術」で操られた亡者たちを止めるには術者を止めるしかない、、でも、俺たちにはそんな力何処にもないんだよ、、」
「暴食」のその言葉を聞いた「嫉妬」がいきなり声を荒げる、、
その姿はまるで「憤怒」の生き写しであった、、
「あきらめるな!!「暴食」!!私たちのリーダーであった「憤怒」が命を懸けて止めた!!なのに残された私たちが諦めてどうするの!!立ちなさい「暴食」!!」
「、、、っ!?し、、「嫉妬」、、そうだな、、そうだよな、俺たちは残された者!!諦められるわけがない!!」
「ほぉ、、諦めらないで向かってくるか、、ならば来い!!お前たちを殺してやる!!」
「暴食」「嫉妬」が覚悟を決めクライオスに勝負を仕掛ける、、
そしてクライオスは正面からその挑戦を受けた、、
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