高き壁
「憤怒」との戦いが最高潮に達する、、
そしてクライオスが無法ともいえる魔術を使う、、
それを食らった「憤怒」は成す術はなかった、、
そして、クライオスは最後の質問として「憤怒」からの質問に答えた、、
クライオスが天を向きながら笑うと「憤怒」の攻撃が消えた、、
それを目の当たりにした「憤怒」は驚きを隠せなかった、、
「ど、、どういうことだよ、、お、、俺の魔術はどこだ!!クライオス!!」
「あぁ?あぁ、、お前の魔術か?それだったら「無かった」ぞ。」
「は?どういうことだよ、、」
「そのまんまさ、そんな魔術は「存在していない」ということだ。」
「何言ってんだ!!「 」!!え、、?あ、、あれ?ど、、どんな魔術だっけ?」
「あはは!!だから言ってんだろ!?「存在してない」ってさ!!」
「ど、、どうなってんだよ、、どうなってんだよ!!ここまでやって!!自分の力も否定して!!やっとクライオスとまともにやれるようになったのに!!仕打ちがこれかよ!!」
「そう声を荒げるな、、お前はよくやった、、この魔術は「憤怒」、、お前で二人目だ、、」
「、、一人目は誰だよ、、」
「聞くか?一人目は「神」だよ。」
「、、っ!?か、、「神」だと!?」
「あぁ、、「神」だ、、まぁもっともこの世界の神ではないがな。」
「、、な、、何言ってんだよ、、」
「最後だし喋るか、、「憤怒」、どうせお前限界だろ?」
クライオスがそう問うと答えるかのように「憤怒」の身体が崩れる、、
「、、、、、、」
「だんまりでも体が崩れたってことは正解ってことか、、」
「はぁ、、もういいさ、、どうせ怒ったてもう動けない、、それでどうして俺に話してるんだ?」
「死人に口なし、、どうせ死んで誰にも喋れないんだ、、だから喋るんだよ、、あぁ、、でも少し気がかりがあるとすれば「暴食」の「記食魔術」かな。」
「お前はどこまで知ってんだ?そして今使った魔術は何だ?」
「それが最後の質問でいいのか?「憤怒」?」
「あぁ、、それが最後の質問だ。」
「そうか、では最初の質問である「どこまで知っているか」だな。そうだねぇ、君たち「七絶」のことは大体知ってるよ。」
「そうか、、それは俺たちが元「七英雄」だからか?」
「おや?気づいていたのか?」
「まぁな、、、不思議だったんだ、、「七絶」と呼ばれている割には恐れている人間が少なすぎる、、、それに俺たちの心は人を助けろと叫んいたからな。」
「そうか、、やはり心か、、まぁいいさ、そうだよ君らが元「七英雄」だからでも魔術までは知らなかった、、だから「色欲」と「フレイフェス」を「七絶」に入れた、、表と裏でね、、、」
「そうか、、それで皆の魔術を知っていたのだな、、そして俺の力の「拒否」は知らなかったというわけか、、」
「あぁ、、そして次の質問「使った魔術は何か」だったかな?」
「そうだな、、」
「まぁ早くしゃべろうか、、君が灰になる前に、、」
「、、あぁ早めに頼む、、こうして話せているのもびっくりだ、、」
「そうだね、さっき使った魔術は「無像魔術」、、過去に起こったことすべてをなかったことにする魔術だ。」
「、、そうか、、そんな魔術だったのか、、」
「あぁ、まぁこんな無法な魔術なんだそれ相応の対価がある、、それは「自身で受け理解したもの」かつ「理解してから相手が三分間使ったもの」のみに使える魔術だ。」
「そうか、、それは随分と、、」
「あぁ、これで答えになったかな?「憤怒」。」
「あぁ、、大丈夫、、、だ、、、」
「憤怒」がそう返事をすると灰となり消えた、、
「じゃあな。お前のことは覚えておくよ。」
クライオスは灰になった「憤怒」を最後まで見つめていた、、
すると「憤怒」の灰はある方向に向かって行った、、
その灰の先にいたのは「暴食」であった、、
そして「暴食」を見たクライオスは問いかける、、
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この作品は不定期です。