救援依頼
「海淵の魔獣 クラーケン」に挑んでいた五人の冒険者
しかし、クラーケンの強さは五人の冒険者を凌駕していた、、
クラーケンが五人の冒険者に止めを刺そうとした瞬間、、
クラーケンの前に立つものがいた、、
そのものはギルドから派遣させれた者であった、、
「、、、はぁ、、はぁ、、ど、、どうなってんだよ、、こっちは五人がかりでやっとなのに、、」
「、、はぁ、、つまらない、、どうしてこんなに弱いのだ、、もっと強くあれ、、」
「こ、、これが、、Aランクモンスター「海淵の魔獣 クラーケン」、、ふ、、ふざけんなよ!!」
「それでは、、さらばだ、、」
クラーケンが手のひらに水を集め圧縮していく、、
「、、くそ、、くそ、、、」
「、、大丈夫かい?」
「え、、、あ、、あんた!!なんでこんなとこにいんだよ!!ここは!!」
「知ってるよ、「海淵の魔獣 クラーケン」を主として存在するA級迷宮「海洋明鏡」だろ?」
「そ、、そんなことまで知ってて、、どうして、、」
「だから、、あんたらが帰ってこなかったから俺がここまで来たの、助けにね。」
「助け、、で、、でも!!あんたがどれだけ強くてもあいつには!!」
「あぁ、大丈夫、大丈夫、、あんたらは生きれるよ。」
助けに来たという男がクラーケンの方にむく、、、
「おや?話は終わったかな?それでは、、」
クラーケンがそう言った瞬間、圧縮した水球をその男に向け放った、、
しかし、クラーケンの水球を男は受けた、、
だが、男は平然と立っていた、、
「、、!?ど、、どういうことだ、、お前は確かに受けた、、なのに、、なのにどうして平然と立っている!!」
「、、はぁ、、だから嫌いなんだよ、、お前らのような意志あるモンスターは、、いっつもその質問、、うんざりなんだよ、、本当にな、、」
男が呟いた、、
そのつぶやきはあきれたような、つまらないような声であった、、
そして、その声に乗った真実がクラーケンを襲った、、
「な、、なにを、、い、、、!?が、、がはっ!!ど、、どういう、、私は海で生きる、、、者、、なのに、、どうして!!」
「さぁ?どうしてだろうな?今から死ぬものに答えなどいらないだろ?」
「ふ、、ふざけ、、」
クラーケンが何かを言おうとしたがその命に幕を閉じた、、
「ふぅ、、これで終わり、、さぁ、宝物回収だ。」
「な、、なにをしたんだ、、?「海淵の魔獣」が溺れたようだったが、、」
「貴方もそれを聞くのか、、はぁ、、私はあなた達と同じ冒険者、「クライオス・レジスティ」ですよ。」
「、、!?く、、「クライオス・レジスティ」!?あの「無敗」か!?」
「えぇ、そうですよ。さぁ、お宝回収しましょうよ。」
「、、いや、宝はあなたのものだ、倒したのはあなたなのだから、それに、、俺の仲間はもう助からないからな、、」
「はぁ、、どうしてギルドが私を派遣をしたと思ってるのですが?あれほどまでに私を嫌うギルドが、、あなた達は愛されていますね。」
クレイオスがそういうと、倒れていた冒険者の男の仲間がゆっくりと起き上がる、、
「、、ん、、ここは、、あれ?リーダー?どうしてそんな怪我をしているのです?」
「、、!!お、、お前たち!!け、、怪我は大丈夫なのか!?」
「え?怪我、、?そんなのどこにも、、」
「え、、?、、、っ!!まさか!!」
冒険者の男はクレイオスに視線を向ける、、
しかし、クレイオスは先ほどと変わらない態度で宝回収をしていた。
「さ、、帰りましょうか、、もうすぐここも深海に帰りますし。」
クレイオスが冒険者たちの手を取り、転移魔術で地上へと帰ってきた、、
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この作品は不定期です。