増える外国人労働者、この『外国人』には日本人も含まれます
(* ̄∇ ̄)ノ 奇才ノマが極論を述べる。
人材不足と言われる日本で、働く外国人が増えています。
日本に住む外国人は260万人を超え、日本で働く外国人は146万人。
外国人労働者を増やそうと、改正出入国管理法が4月に施行され、今後5年間に最大約35万人が来日するとか。
足りなくなった自国の労働人口を、他所の国から迎えてなんとかしよう、というものですか。
しかし、ちょいと待てよ。
本当に日本は労働人口不足してるのか?
2019年3月、富士通は45歳以上のグループ社員を対象に、早期退職を募ることを発表。
あれ? 人材不足と言われる時代にリストラしてますが?
2019年6月にはNECが3000人規模での早期退職者を募集。
2019年2月にはカシオでも同社初となる早期退職者募集を発表するなど、大手上場企業で早期退職者募集が相次いでいます。
大企業でリストラが頻発、あれ? 人手不足なんじゃなかったの?
つまるところ、人手不足では無くて、正確には奴隷不足。
それはまぁ、企業にとっては、人件費安く使える労働力が欲しいというのも解りますが。
この45歳以上の社員をリストラして、人件費の安い若い人材を派遣として雇う、というのが今後も増えるのではないかと。
しかし、この人材不足と言われる時代に、働く日本人が増えているところもあります。
それがタイ。
2004年の在タイ日本人数は、約3万2000人。
10年後の2014年には約6万4000人と増えています。
そして2016年に7万人を越えました。
タイを例に出しましたが、タイ以外でも中国、フィリピン、マレーシアと働く日本人が増えている国があります。
ワーキングホリデーで人気のあるオーストラリアでは、最低時給が18.93ドル。これは日本円にして約1412円。
オーストラリアならどこで働いても最低時給が1400円あるというなら、人気があるのも解るというものです。
また大卒の初任給も日本国内では約20万円。これがマカオ、シンガポールであれば約40万円とほとんど倍に。
仕事のできる人は海外のグローバル企業へと。国内で終身雇用は崩れ、45歳を越えればリストラともなれば、より良い働き方を求めると外国の方が魅力的に。
働き方改革、頑張らないと若い人材は次々と国外へと。
「毎月50万円もらって毎日生き甲斐のない生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか。研究機関 研究者/80代」
中吊り公告での炎上、その中にあって注目されたこの一文。
今の日本の所得格差を知らない老害の言葉が多くの人々のカンに触ったようです。
給料を得ながら楽しみを得られる生活とは?
タイでの仕事に魅力があるのは、家賃と物価の安さ。月収が日本円で八万円でも、家賃に生活必需品が安い国ならば、実質月収十六万円相当の生活が送れるという。
コールセンターなどは、日本で自社でするよりはタイに外注する方が安くつく。こういった分野では日本語のできる人を常に募集中。
これで日本で職を見つけられない人が、タイに出稼ぎに行くケースも増加。
私もハローワークで仕事を探しているときに、ハローワークの職員からは、
『CADとか金型とかできるのであれば、中国かフィリピンに行った方が良いのでは?』
と、アドバイスを受けました。ハローワークが国外に出稼ぎに行ってこい、と勧めるのが今の日本の仕事事情。
そして月収30万の募集などまず無い。上記の中吊り公告が炎上するのも当然でしょう。
政府は労働力不足解消のため、新たな外国人受け入れ制度を4月からスタート。外国人労働者受け入れを5年間で34万5千人へ拡大するということに。
国際人権団体からの批判が強かった、外国人技能実習制度における問題点など、今後どのように改善していくのか。
その一方、タイでは2030年までに在タイ日本人を20万人に、という構想もあり、タイで働く日本人を増やそうという動きも。
インターネットの普及からネット環境さえ整えられたなら、物価の安い国に職場があればいい、という職業をタイに。
これで若い世代が経営するIT関連企業が増加中。
これからの日本の仕事とは。
ベトナムなどから日本に働きに来る外国人が増え、反面、タイ、フィリピン、マレーシアに働きに行く日本人が増えることに。これは現地の人から見て、外国人の日本人労働者も増えていくということに。
今後は日本国内の仕事を外国人労働者に頼み、日本人は海外へと働きに行く時代となるのかもしれません。
国内国外合わせて、外国人労働者が増えていくことになりそうです。