障害者=not私たち
障害者っていますよね。
障がい者ですか?今は。「害」だろうが「がい」だろうがどうでもいいことですが。
車椅子が無いと移動できないとか、四肢がまともに無いだとか、あとは少し頭があれな人。すぐパニック起こしたり、よく分からんこと言ったり。その他いろいろ。
世間では差別をなくしましょうのスローガンのもと、優遇しますよね。障害者は「弱者」だから、何しても許してあげましょうの風潮。
あとは、あれね。優しくしてあげましょうって風潮。
くだらないことですよ。えぇ、ほんと。くだらない。
子供ってのはね……子「ども」ですか?それはどうでもいいですが、子供ってのはね、確かに素直で残酷です。
思ったことをすぐ口に出す。「君なんでお父さんいないの?」……若くして死んでしまっているとか、離婚して複雑な家庭環境なんだとか考えない。なんて残酷。
でもね、障害者に対してはそれでいいと思うんですよ。
素直にってことは、良いことです。
足がない……義足の相手に、柔道の授業で足を狙う……卑怯ですか?いいえ、卑怯じゃない。全く卑怯じゃない。当たり前ですよ。
逆に、なぜ狙わないんですか?そこが明確な弱点ではないですか。
野球の試合で、相手の苦手なコースを狙うのが卑怯ですか?サッカーで、利き脚と逆を狙うのが卑怯ですか?
そんなものは、当たり前。
あなたたちが言う、義足の子の足をなぜ狙っちゃ駄目かって……それは、相手が障害者だからでしょう?
それはね、優しさではなく、差別以外のなんでもないですよ。差別。
狙わずにどうするっていうんですか。
素直にってことは、「平等にしよう」とすら考えてないですから。
柔道で義足の子の足を狙うのも、鬼ごっこで足の遅い子を集中狙いするのも本質は同じ。
私のね、昔ばなしをひとつしましょう。
昔々、あるところに一人の男の子がいました。小学生の。
彼は、他の人と違ってまともに体を動かすことができず、車椅子が生活に必要でしたが、よくいる普通の男の子でした。
50m走測定では、他の同級生よりは時間がかかりますが、毎年の記録は徐々に良くなっていきました。もちろん、車椅子を使って走るのです。
野球のゲームが好きで、たまに私が彼の家に遊びに行って一緒にやったりもしました。私はそのゲームをやりこんでいたので、大抵私が勝っていましたが。私は素直だったので、手加減なんてしませんでした。
さてさて、中学生になりました。私たちの中学校は、4つの小さな小学校が学区内に入っていました。なので、当然中学校の同級生はほとんどがはじめましてです。
私の小学校からの同級生は、子供のうちから彼みたいないわゆる障害者に慣れていたので……一部は幼稚園から同じなので、当然ですが、なのでそういう人間がいるのは当たり前だったのですね。
逆に、中学校で彼をはじめて見た同級生らは、ビックリします。
私たちとは違う!っという感じです。単純な話ですね。
それで、同じくビックリした先生もこう言うわけです。「彼は私たちのように上手く動けませんので、協力してあげてくださいね」
どうやら「私たちとは違う」らしいです。その事の方がビックリですが、まぁ、先生が違うと言うのならそうなのでしょう。
で、協力してあげてと言われた優しい同級生の皆さんは、車椅子をめぐって争います。
私が連れてってあげるの!
皆、我こそは優しくしてあげようとする者ばかりの、素晴らしい同級生です。
そう、私がポチを散歩に連れてくの!ですね。優しい。
皆優しくしたいので、もめますね。彼は一人しかいないのです。
聡明な先生はこう言いました。「○○君当番を作りましょう。それで、順番に平等です」
超素晴らしいですね。
さて、どうなったか……結果だけ言うと、50m走のタイムが落ちました。床に落としたペンを一人で拾えなくなりました。車椅子を押してもらってもお礼を言わなくなりました。
いや、まじでね。超超超ーーー素晴らしい。
いるでしょう?バス停で皆並んでいる。長蛇の列。で、あとからスーと来て当然のような顔で先頭に行く車椅子。
まぁ、正直仕方ないですね。そりゃそうなりますよ。
で、今はこうです。裏でTwitterやLINEやらで、「彼はずるいよ。偉そうだし、カレーのおかわりも先なんだ」と愚痴るんです。
そういう世界にしたのは「私たち」でしょうに。お笑いのネタにもなりゃしない。
もう、ただただ、くだらないです。私がこういう話すると大抵こうなりますが、やっぱりムカつくので人類みな死んでしまえ。いっそ世界よ滅べ……
わかります?わからないでしょうね……たぶんわかるのは、幼馴染が障害者だった人だけです。
ここに書いたことを中学生の私は担任に相談しました。優しくしすぎてるせいで、彼の肉体が衰えていると思います、とね。
何て言われたか?何て言われたか……
「君は彼の気持ちがわからないのか?友達と同じことができなくて一番苦しんでいるのは彼なのに、「私たちが」優しくしないでどうする」
はぁー、、、死ね。
あぁ、そうそう。義足の彼との柔道ね、足が無いせいか知らないですが、馬鹿げた腕力によって負かされました。はい。




