表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ロボット人間  作者: M.Ixxx
2/2

日常

私の名前は佐藤乃愛。

元気で明るい女子高生。友達大事。一人になりたくないからバカでアホなキャラ演じて、強い子達のグループに嫌われたくないから合わない話も無理矢理合わせて、興味ないTV見て、それなりに普通の女子高生。

私の通ってる学校はいわゆる進学校。プラス女子高。でもウチの学校では三分の二がスポーツ推薦。スポーツ推薦の子達は勉強嫌いな子達。だけど元気で強い。いくら進学校でも頭がいい子は元気な子には勝てないんだ。何も言えないんだ。強くて明るい子が全てなの。

女子高には表に出さないイジメがある。一般的に激しいイジメじゃない。だけど、一回狙われたら終わりだ。女子高は友達が全て。まれに 私は勉強ができればそれでいいし、周りに流されたくないから一人でいる っていう子もいるけど私には無理。この時はなーんにも分かってなかった。何が一番大切なのか。分かるはずも無かった。未熟すぎたんだ。


そんな私にも夢があった。

医者になりたいってゆう大きな夢。

学校の中で真ん中より上の立場でいたいのと、難関大学に受かりたい気持ちは半々だった。今になって思えば高校で起きたことなんて、すっごくちっぽけな事なんだって分かる。でも、この時の私は何も知らないから、自分の置かれてる状況が全てだと思ってたんだ。

私はみんなに隠れて必死で寝ないで勉強した。それでも学校ではバカでアホで能天気な佐藤乃愛を演じてる。


不思議とね、嫌いじゃなかった。そんな自分が。ただ好きでもなかった。多分、自分自身に興味がなかったんだと思う。どこかでみんなを見下してたんだと思う。最低でしょ?


そんな感じでそれなりに上手くやってた私はこれからの女子高生活満喫できると思ってた。信じてた。できない筈がないって思ってた。自分が偉大な人間だと勘違いしてたのかな(笑)今考えれば本当ばか。


こんなに壮絶な女子高生活になるなんて、ね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ