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道化師  作者: 豆腐。
3/6

人生3

その人に助けてもらったのはそのときだけだった。その後いじめはまた始まった。

俺は学校が嫌いだった。他の生徒からの俺に対する同情とか、嫌悪とかが全部俺の中に流れてくる。それをいつも、耐えていた。

でも家にも帰りたくなかった。家にいると、必ず長男が俺の部屋にやってきて、俺に性的暴行を加えた。抵抗すると、殴られたし、蹴られた。俺は、途中で、抵抗することをやめた。

長男がいないときは、養父に呼び出された。養父は、俺を裸にして、隅々まで舐めるように見るのが好きだった。最初はただ服を脱いで立っていればよかったのが、だんだん、机の上に足を開いて座らされたり、四つん這いにさせられたりしていった。実際に舐められたり、体中を触られたり、指を入れられたりもした。俺が抵抗すると、養父は、「誰がこんな裕福な暮らしをさせてやってると思ってるんだ!!昔の生活に戻りたくなければ言うとおりにしろ!!」と怒った。俺は命令のとおりに動くしかなかった。


そんな日々が続いて、家族関係は悪化していった。夫婦関係は目に見えて悪化していったが、長男と養父は相変わらず俺のことしか考えていないようだった。

気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い。

これは、俺の考えだろうか。いや、違う、これは、養母の心だ。

養母は俺たちの関係に気づいて、だんだんと、気がおかしくなっていった。

そしてある日、養母は、泣きながら俺に包丁を突きつけてこう言った。

「お前なんか引き取らなければよかった」

お前のせいで家族は狂ってしまったのだ、お前が来たから。

俺は何も言えなかった。結局、俺はどこにもいてはいけない存在だったのだ。

このままだと殺される、そう思った。しかし、直前に、養父と長男が助けに来た。

「やめろ!!」

そう言って、養父は俺を庇った。長男も養母の前に立ち塞がった。それを見た養母は、悲しそうに笑って、目の前の長男を刺した。長男はそのまま倒れこんだ。

それを目撃した養父は、養母を止めようとしたが、養父もまた、刺されて倒れた。養母は、養父を、包丁で、何度も、何度も、何度も何度も何度も刺していた。

俺の座っていたところまで血が飛んできた。俺は恐怖で動けなかった。

何回も養父を刺した養母は、俺を見て、おかしく笑い、そのまま、実の息子と夫を殺した包丁で、首を切って自殺した。

俺は、一部始終を目の前で見ていた。そして、


俺は、その家から逃げ出した。

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