表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

プロローグ 食べられてしまいました。

受験勉強中にふと思いついたので書いてみた。

「おはよーございます!」


 誰か返事を返してくれる訳じゃありません。もう身体に染み付いた習慣、とでも言いましょうか、ついつい言ってしまうんですよ。


 まだ朝日が見えるかどうかくらいの時間。でも起きてる人もちらほら。農民の朝は早いですから。


 畑に着くと作物のお世話をします。僕の詳しい仕事内容、聴きます?まあ大したことは無いので割愛しましょう。


 そろそろ一息つこうかとお昼の休憩に入った頃でした。


 急に空が真っ暗になったので何事かとみんな空を見上げたんです。


 そこには大きな口を開けた恐ろしい怪物が立っていました。


「か、神様〜お助けを〜。」


 村のおばあちゃん達は神様に祈り出してしまいました。


 男衆は狩猟用の武器を持って立ち向かおうとしているようです。流石に無理だと分かりそうなものだけど。


 そんな僕達を一体どんな気持ちで観ていたのでしょうか?


 あんまり良くは思わなかったのでしょう。大きな口をもっと大きく開けて、それが村全体まで行き届いた時。


 僕達はまとめて食べられてしまいました。


 村の地盤ごとゴッソリと、お腹の中に入ってしまったようなのです。


 そこは真っ暗で、きっとヌメヌメしているところなのだろうと予想しました。


 ところがあらびっくり。


 お腹の中には極々普通に見える世界が広がっているではないですか。


 口から下まで落ちる間に見えたのは、それはそれは広い世界でした。


 大きな街や、お城、教会のようなものまで。


 僕はいつかあんな場所に旅してみたいと思いました。


 気がつくと、もうすぐ着陸するようです。


 果てして、どんな事が待っているのやら。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ