恋の駆け引き(200字小説)
もう意地の領域。
「ごめん、待った?」
いつもの台詞で彼の前に現れる。はにかんだ笑顔は無垢で綺麗で眩しくて、何より年齢にそぐわない幼さをちらつかせる。私にはそれがとても可愛いくて愛おしい。
「待ったよ、2時間も」
でも彼はそんな自分があまり好きでないみたい。1時間しか待っていない筈なのに、私を困らせようと意地の悪い事を言う。
「そう、ならその時計壊れてるのかもね。はい、プレゼント」
知ってるんだから。元カノからのプレゼント。
もう意地の領域。
「ごめん、待った?」
いつもの台詞で彼の前に現れる。はにかんだ笑顔は無垢で綺麗で眩しくて、何より年齢にそぐわない幼さをちらつかせる。私にはそれがとても可愛いくて愛おしい。
「待ったよ、2時間も」
でも彼はそんな自分があまり好きでないみたい。1時間しか待っていない筈なのに、私を困らせようと意地の悪い事を言う。
「そう、ならその時計壊れてるのかもね。はい、プレゼント」
知ってるんだから。元カノからのプレゼント。
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