"ひねくれ小心ぼっち"の高校デビューなんてこんなもん

キラキラした青春に憧れながらも、入学式当日の朝、緊張で公園のトイレに籠もるところから始まる"ひねくれ小心ぼっち"黒羽根透人(くろばねとおと)の高校生活。
緊張と不安で最悪のスタートを切った彼は、案の定、公園の出口で盛大に転倒し、膝を負傷してしまう。

そんな彼の前に現れたのは、落ち着いた雰囲気をまとった美少女・白川紫織(しらかわしおり)
見ず知らずの透人を気遣い、手当てまでしてくれる彼女に、透人の心は大きく揺さぶられる。

大人びた彼女は年上だと思い込んでいたが、実は同じ鳳月高校に入学する同級生だと判明。
突然訪れた“青春イベント”に戸惑いながらも、少しずつ距離を縮めていく二人。

しかし、紫織はどこか掴みどころがなく、時折からかうような言動も見せる不思議な少女だった。

公園の朝の偶然から始まった出会いは、
失敗だらけの高校デビューを、ほんの少しだけ“特別なもの”へと変えていく。

これは、
「最悪なスタート」から始まる、
等身大で不器用な青春ラブコメディ