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別の世界ではただの日常です

孤立

作者: 茅野榛人
掲載日:2023/10/14

 この世には、得意不得意が存在し、違いが生まれている。

 僕には、得意な事が何も無い。

 身体は至って健康なのだ、しかし記憶力、想像力等、全ての力が無い。

 勉強の成績は何時もドベ、身体能力も無さ過ぎる。

 コミュニケーション能力も無い為、友達も出来ない。

 これだけ周りから孤立すると、自分を嘲笑う人も現れるのではと覚悟した。

 しかし誰一人として自分を嘲笑う人は現れなかった。

 そう、自分は存在感すら無いのである。

 これ程までに力が無いのもある意味才能では無いのであろうか。

 しかし自分は思う、恐らく自分は生きて行ける。

 何しろ自分は健康なのだ。

 周りと違う所は沢山あるが、必死に足掻けば良いのでは無いか。

 心が苦しくなったら毎回こうして自分に言い聞かせよう。

「ちょっと何一人で喋ってるの? うるさい」

「え?」

「何か長々と……」

 何故だ、自分は心の中だけでずっと喋っていたのに。

「え……どうやって喋ってるの? 口を動かさずに……腹話術?」

 まさか、自分の心の声が聞こえている?

 自分は今、心の中で喋っている、周りに聞こえるはずが無い。

「聞こえてるよ! ちょっとやめてよ腹話術でそう言う事するのは……」

 違うんだ、腹話術なんかじゃ……って……あれ? これでは無いか! たった今、自分に心の声を周りに聞かせる事が出来る力が生まれた! 理由は不明だが、周りよりも抜きんでた力を手に入れた!

「本当に心の声で喋ってるの?」

「うん」

 本当だよ!

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