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婚約者としてパーティーに出席します!


「リュシエンヌ、とても美しい」

「レイ様もとってもとっても素敵ですわ」


 レイ様にドレスをプレゼントしてしてもらいました! シルバーグレーの生地を使ったドレスでレイ様と生地がお揃いです。

 


「……見事に浮かれてるね、姉様」

「お義兄様もね」


 双子がやれやれと、いった目で二人を見送っていた。



 今日のパーティーの主催者はレイ様が騎士団でお世話になっていた上司の方で騎士団は既に引退しているそうです。レイ様が婚約をした。と聞き私に会いたいと言ってくださいました。


 緊張しますがレイ様が恥をかかない様に精一杯頑張りますわ!



 レイ様の上司の方の家は侯爵家なんですのね。家を継ぐために辞められたのですね。


「グレイ、久しぶりだな、元気そうだ!」


「ブラン卿お久しぶりです。お招き頂きありがとうございます。こちらは私の婚約者です。リュシエンヌご挨拶を」



「初めてお目にかかります。わたくしはリュシエンヌ・モルヴァンと申します」


 軽く笑みを浮かべてカーテシーでご挨拶しました。



「これは美しいお嬢さんだな。グレイは真面目に任務をこなし、私を沢山助けてくれたんだ。そのグレイが婚約者を紹介してくれるなんてこんな嬉しい事はない。良いやつなんだ、これから先もグレイの助けになって欲しい」


 やはりレイ様は評価されていますのね!


「はい。喜んで」


「ははっ、そうか、そうか。グレイ良い子を見つけたな」



「えぇ、自分でもそう思います」


「お、グレイの口から惚気が出るとはな。まぁ楽しんでいってくれ」


「ありがとうございます」



 ブラン卿はご機嫌の様でした。久しぶりの再会で嬉しかったのでしょうね! 皆さんがダンスをしているのを見ていたらレイ様がダンスに誘ってくださいました。


「リュシエンヌ、一曲どうだ?」


「喜んで!」



 婚約者になってから初めて公でのダンスでした(婚約式以外)。一曲なんて言わずにもう一曲……だって二曲連続踊って良いのは婚約者か夫婦だけなんですわよ? 一曲目が終わりそうな時にレイ様をじっと見つめる。



「……もう一曲踊ろうか」


 伝わりました!


「はい、嬉しいですわ」



 レイ様のガッチリした腕に閉じ込められる感覚が夢心地ですわ。あっという間に二曲踊ってしまいました。



「リュシエンヌ何かドリンクを貰ってこようか」


「はい、お願いします」



 まだまだ踊りたい気分ではあるのですが、ご挨拶をしなくてはいけない方がいるそうですから一旦落ち着かないといけませんわね。こうやって会場を見ているとガッチリした体型の方が多く見られます。ブラン卿の部下の方が多いのかも知れませんわね。あら、レイ様の隊の方の姿も見られますわ。



「モルヴァン嬢ではありませんか?」


 声をかけられたのはレイ様の隊の人気No.3の……お名前は存じ上げませんでした(忘れた)。顔を合わせるたびに挨拶はしていたのですが、今更お聞き出来ませんものね。



「まぁ。御機嫌よう。こういった場所でお会いするのは初めてですわね」


「ドレスアップされたモルヴァン嬢は輝く様に美しいです。今宵はとても良い夜です」


「まぁ、お上手ですのね」


 人気No.3ともなると、スラスラとお世辞が出てくるのですね。勉強になりますわ。すっとウェイターから飲み物を二つ取って渡してくれました。


「どうぞ」


「まぁ、ありがとう存じます」



 レイ様が持ってきたものならいざ知らず、あまり口にしたくありませんわね。


「令嬢に人気の甘いカクテルです」


 口につけるくらいにしておきましょう。と思っていたら後ろから人がトンッとぶつかってきました。


「申し訳ない、大丈夫ですか、お嬢さん」


 こくん。とカクテルを口にしてしまいました。あら、美味しいですわ。


「はい、大丈夫ですわ、ご心配は不要ですわ」


 男性に笑顔で答えたらホッとした様な顔をされました。礼をされましたので私も頭を下げました。それにしてもレイ様は……あら、ガタイのいいおじ様に捕まっていますわ。これはしばらくかかりそうですわねぇ。


「すみません。もっと周りに気を遣えば良かったです」


 人気No.3の騎士様に謝られてしまいました。


「いえいえ、わたくしが悪いのですわ。あまりこの様な場に来ないものですから……他の方の迷惑になりますので端の方へ移りますわ。それでは、」



 すっと私の隣に人気No.3の騎士様が立って来ました。なんですの? 首を傾げてしまいました。


「隊長が戻るまでお話をしませんか?」


 お断りをしようとしたのです。


「令嬢が一人でいると声をかけられるかも知れません。隊長が戻るまで、その、話をしなくても良いので近くで控えさせてください」


 断れないではないですか……でも


「いえ、もう少しで戻ってくると思いますし、貴方様はパーティーを楽しんでください」


 笑顔で頭を下げて端の方へと移動しました。あら、カクテルを持って来てしまいましたわ。喉が渇いたのでもう一口だけ……



 



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