表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/68

48話 名探偵①

束の間の休息です!

よかったら推理でもどうぞ。

 黒田も旅に誘ったが、「めんどくさい」と断られた。

まあ、戦後処理を任されたらしく忙しいというのもあるみたいだが。


俺は、仕方なく美香とイブを連れて街に出てみた。

街で俺達は英雄として歓迎され、人だかりができてしまい

ゆっくりと街を見る事もできなかった。


仕方なく城に戻ってみると俺は王に呼ばれる事になった。


「休んでいるところ申し訳ないが、ぬしに頼みがある。」

「頼み?」

「近頃、食糧庫に賊が入り荒されておるのじゃ。ただの賊であれば我らでも捕まえる事ができる。しかし……。」


内容を聞いてみると賊が入った後に兵を増やして警戒

していたのだが、夜に兵は全て倒されて食糧庫の中身が減っていたらしい。

倒された兵は犯人を誰一人も見ていない。

兵は全員倒される前に激しい衝撃で吹き飛ばされて

気絶している。


うーん、確かに手強い相手のようだ。

でも、なぜ食糧庫を狙ったのか?

普通、宝物庫を狙うと思うが。

これだけだと、情報が足りないな。


「わかりました。この難事件引き受けましょう。

じっちゃんの名にかけて解いてみせます!」

隣にいた美香が冷たい視線で俺を見る。


「では、たのんだぞ。」

王は空気を読んだのか俺のボケを華麗にスルーする。

これが王の器か。


俺は早速、食糧庫へと向かい現場状況を確認する事にした。

食糧庫は傷一つないが、地面には穴が二つ空いている。

兵士にヒアリングをすると、最初は穴が一つしかなかったが2回目襲われた時穴が二つに増えていた。

ん? 何かの手口と似ている。

まさかな。

姿を見た兵士がいないか確認してみると、大きな黒い影を見たという兵士がいた。

体は大きいようだが、夜のため姿まではわからなかったらしい。


食糧庫の中を次に俺は確認してみた。

麦、チーズ、干し肉などの干物がある。

特に減っているのは、チーズや干物がなくなっている。


犯人は麦には手をつけていない。

俺の推測は確信へと変わっていく。

やれやれ。


これらの情報から犯人はまた来る事が容易に想像できる。


「美香、イブ犯人がわかったぜ。」

二人も気づいたようだ。


「また、二、三日中に犯人はくる。それまで、ここを見張ればいいだけだ。さて、俺疲れたし帰るわ。」

俺は二日部屋で過ごし犯人が来るまで待った。

犯人の見当はついている。あとは、『探索』スキルを使いあいつを見張るだけだ。


そして、その日がやってきた。


犯人わかりました?

彼しかいません_(:3 」∠)_

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ