20話 覗きですがナニか?
殴り書きのように書いていたら20話までいっていました
(*゜∀゜*)
とりあえず10万文字を目安にこの章を終わらせたいものです。
俺達男性人はソワソワしていた。女の子二人がこんな近くで風呂を入っているのだ。
美香はバランス良く発育しており、優奈は胸の発育が異常だった。
俺、浩介はそんな体に興味があり、
覗こうと試みたのだが阿部の厚い壁に遮られていた。
浩介が情熱的な言葉で阿部を説得しようとする。
「阿部少しはいいだろ? わかるよな?」
阿部は門番のようにピクリとも動かない。
寺田は呆れた顔でこちらを見ていた。
俺らニ人はスキルを使い強行突破を図ろうとしたのだが、
阿部の壁には一切通じなかった。
それはニ人のmpが尽きるほどの苛烈なものだったのにもかかわらず。
俺達が力尽きた頃、美香と優奈が風呂から上がってきた。
無惨にも俺達ニ人は阿部の厚い壁前に敗北したのだった。
俺達三人を見下ろしながら美香が話しかけてきた。
「ん、何してるのあんたら?」
俺達三人は声を合わせて
「何もねーよ。」
と無念な気持ちをぶつけるように応えた。
美香は俺を見下ろし話す。
「さて、さっきの続きだけど、なんで最下層に行きたいのよ?」
「元の世界に戻りたいだろ? そのヒントがこんなダンジョンにあるかもしれないんだよ。俺モンスターの思考が読めるんだけど、最下層に何かあるみたいなんだよ。」
「そんなスキルあるんだ。私達の思考とか読まないでよね!」
(ギクッ、実は読もうとしたけど人は抵抗値が高いみたいでできなかったんだよな。)
「そ、そんな事しねーよ。で、どうだ何かあると思わないか?」
寺田が落ちついた口調で話しだした。
「たしかにこの世界から出るヒントがあるかもな。このまま帰っても戦争に巻き込まれるだけだし、少しでも出れる可能性がある方に賭けた方が合理的だと思うね。」
皆悩んだ末に出した答えは、最下層を目指すという事だった。
阿部、美香、浩介の脳筋トリオはすぐ答え、優奈はみんなに追従する形で答えた。
俺らはいつもこんな感じだ。俺が提案して、寺田が合理的な判断をし、脳筋トリオと優奈は寺田に合わせる。
これで今まで仲良くやってきた。それは、この世界に来ても変わらなかった。
寺田は、三人兄弟の長男で小さい頃に母親が亡くなったせいか面倒見がいい。
俺を助けに行くと言い出したのも寺田らしい。いつも冷静で何考えているかよくわからない事があるが、とても頼りになるいい奴だ。
(これからも頼りにしてるぜ!)
やる事が決まった俺達は下の階層を目指すことにした。