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音のない歌詞

リグレット

作者: 渋音符

思いつきで書きました。

曲をつけようかな、と思って、マラカスしか出来ないことを思い出して、とりあえず歌詞だけ投稿しました。

ちなみに、リグレット(Regret)とは“未練”という意味です。



 地下鉄の駅 改札の前 時間を見る ホームに急ぐ

 閉まる扉 次の電車 人身事故 少し遅れるようだ

 いつも通りの 変わらないルーチンワーク

 少しのことで すぐに崩れていく

 思い通りに いかないことなんて

 どこにでも ありふれているの


 だから

 君が気にすることは 何も無いよ

 どうにかなることも 少しだって無いよ

 僕が傍にいても 関係無いよ

 お互い ここで ずっと サヨナラさ


 商店街の 細い道で 息を吐いて 佇んでいる

 一粒二粒 小雨の音が 静寂の中 ずっと響いていた

 動作不良の 回らない歯車

 油をさしても 狂っていく

 ありきたりな キザな言い方じゃあ

 誰にだって 響かないでしょう?


 だから

 君の言葉は 僕に届かないよ

 僕の声では 君に何も出来ないよ

 君が隣にいても どうにもならないよ

 これからなんて 考えられないよ


 汚い街並みを 電車の窓から眺めるよ

 君には何も出来ないと 思っていたけれど

 ようやく気づいたんだ

 暗い煙色の世界で

 君だけが 色づいて見えたの


 だから

 僕の未練は どうだっていいよ

 君の隣でずっと 生きていたいよ

 飾らない 心からの言葉で

 君に ちゃんと 伝えたいから―――


 だから

 格好よさは どうだっていいよ

 君に伝わるなら どうでもいいよ

 心の中で 燻っていた言葉で

 僕は きっと 伝えるから―――



 ごめんね? 素直じゃなくて

 

 ありがとう 傍にいてくれて


 サヨナラは もう言わないから


  

 これからもよろしくね

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