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その日はこうして始まった

 なんとなーく思い付いて書き始めました


読んで頂けたら嬉しいです、よろしくお願いします

 神様視点


 平成〇〇年10月16日、都内某所


PM1:25


「はーい、こんにちはボンバーハットの小柳です!」


「ボンバーハットの高遠です!」


 今回の企画の為に、昼から始まったオーデションに来ている若手芸人の持ちネタを披露してもらう。


PM3:20


「こちらのアンケートにお答え下さい。」


 今回のオーデションに参加している14組の若手芸人達にアンケートを実施する。


 アンケート内容


 憧れている芸能人がいる はい いいえ


 芸能界は厳しいと思う はい いいえ


 晴れよりも雨が好きだ はい いいえ


 カメラ写りは良いと思う はい いいえ


 努力は必ず報われると思う はい いいえ


 仕事であれば嫌な事もこなす はい いいえ


 嫌いな芸能人がいる はい いいえ


 フリートークは得意だ はい いいえ


 今の政治は良くないと思う はい いいえ


 スケジュールが空いている はい いいえ


 無人島に一つだけ持っていくとしたら何?(     )



 PM4:10


 アンケート回収、アンケート結果をディレクター数人と私とで吟味する。


 PM5:00


 オーデション結果発表、うなだれる若手芸人と勝ち誇る若手芸人、両極端だ。


 

 PM5:15


 都内某所をオーデションに受かった若手芸人2人とディレクター2人でタクシーにて出発。


 PM5:58


 東京駅到着、博多行きのぞみに4人が乗車。


 PM6:40


 都内某所の居酒屋にて。


「今回の企画で選んだのってどんな感じ?」


「アンケート結果が馬鹿だね、面白く無ければテキトーに5分くらい枠取れば良いかな、まっ若手だから失敗しても痛く無いでしょwww」


「何が馬鹿なの?」


「見てよこれ、アンケートの最後www」


「ああ、馬鹿だなこれは……」


「だろ?www」


「鍋…… おにぎりwww」




 主人公視点



「えっ!マジっすか! ホント俺達? パネェパネェ!」


はしゃぐ俺に相方が抱き着いて来る。


「パイセンやったっすね! ついにテレビ出れるっすよ!」


でもいきなりタクシーに乗せられて、東京駅? どこ行くんだろ? って思ってたら博多行きらしい、でもカメラマンさんと音声さんが付いてきてるし……


「タカ、俺達これで有名なったらどうする?」


「えー、有名になってもパイセンに付いて行くっすよ!」


「言ってくれるねえ〜、でもなんでさっきから撮ってるんだろ?」


「もう企画始まってんじゃ無いすか?」


 養成所で出会って余ってた同士コンビを組んで4年半、2歳下の相方と今までのカスみたいな仕事と、これからのゴールデンじゃないけど全国放送に出演した後にどうなるか話してたら、あっという間に博多駅到着。近くのビジネスホテルにチェックインしてルームサービスでカレーを食べる、カメラマンさんが明日の朝起こしに来ると言うので、寝起きドッキリのリアクションを相方と確認しつつ就寝。



 平成〇〇年10月17日、博多駅近郊のビジネスホテル。


 AM7:20



 寝起きドッキリも無く音声さんに普通に起こされる、着の身着のまま来たので着替えの事を聞いても何も答えて貰えない……


 AM8:10


タクシーにて博多港へ向かう、相方は海の匂いが好きなようだ、俺はあまり好きじゃ無い。


 AM9:20


 何故か船に乗せられる……


 PM0:10


 2時間くらい前から船酔いで気持ち悪い、船に乗る直前で食べたサンドイッチを全て海の中へばらまいた。相方は酔わないようで景色を見ながらはしゃいでいる。


 PM7:30


 空はすっかり暗くなり、今日は船の中で寝ると言われた。風呂に入ってゆっくりしたい、船酔いと潮風でベタついて気持ち悪くてしょうがない。相方は出された夕食をモリモリ食っている、カメラマンさんと音声さんは殆ど会話をしないが、相方と同じように食っている、船酔いしない奴が羨ましい。

何も食わないと余計にキツいと船頭さんがお粥を作ってくれた、梅干嫌いなのに入ってた……



 平成〇〇年10月18日 長崎県 某無人島


 AM8:30


 俺と相方、カメラマンさんと音声さんの4人は島に上陸した。


「持ち物全部出して。」


「え?持ち物ですか?」


「うん、財布もスマホもその他の物も全部。」


訳が分からなかったが、言われた通り相方と2人で全ての持ち物を音声さんに渡す。


「はい、んでこれ。」


相方が渡された物は直径20cmくらいの鍋とスマホとソーラー充電器、俺が渡された物は……


「おにぎりとスマホ…… なんすかこれ?」


「説明は、もうちょいしたら入るから少し待ってね、そしてこれから俺達2人は居ないものと思ってね、つまり話し掛けるんじゃねえ。」


「「え?」」


口数は少なかったけど、優しそうなカメラマンさんと音声さんがめちゃくちゃ怖い。なんだよこれ……


AM9:00


 相方と俺のスマホが震える、マナーになっていたようだ。

どうやら昨日のプロデューサーさんのようで少し表情を作ってから受けた。


「おはよ、えー君達2人は今日から50日、その島で暮らして貰います。」


「「えっ?」」


「君達2人に渡した物は、君達2人がアンケートに書いた物を用意させて貰いました、カメラマンさんと音声さんは君達を一切助けません、助けて貰おうと思わないで下さい。」


焦った、でも聞かないと


「あの、50日って他の仕事が……」


「事務所に確認してあります、君達2人はこの先二ヶ月仕事は入ってませんでした。既にマネジャーさんや事務所からはゴーサインが出てるので、軒並みな事しか言えないけど、頑張って下さい。」


「ちょっと待ってくださいよ!」


「それと、渡したスマホのブラウザのお気に入りに登録してあるページに、毎日ちゃんと日記を書いてね。」


「えっ? そんな! 他に何か無いんですか?」


「健闘を祈るwww」


なんだよこれ…… 相方を見たらスマホと鍋を確認していた



更新は不定期です、2人がどうなるか色々と考えてます。

基本的に1話で1日進めようと思っています、でも収まらない日もあると思うので、そこら辺は御容赦を。


読んで頂いてありがとうございます。

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