解説
皆様、御無沙汰しております。
作者の「はくとの内側」でございます。
この作品を書いた私の視点で解説させていただきます。
皆様は、本文に何ヶ所か違和感を感じたところがあったはずでしょう。
例えば、「きんき」「きょうと」と言う様にキーボードの変換で絶対に出てくるはずの漢字が敢えて平仮名で書かれているところとか。(これはミスではなく意図的なものです)
皆様は「近畿」と「京都」に変換して読んだと思います。勘の良い方はここで察したかもしれません。
――「近畿」と「京都」ではないと。
その通りです。漢字に直すと、この物語では「禁忌」と「恐都」となります。つまり、主人公は「禁忌」に触れてしまったのです。
ほかの疑問を考えるとするならば、やはり「呪いの場」のことでしょう。人を呪うための場が公的に用意されるはずがないでしょう。結論から言うとあれは「のろいの場」ではなく、「まじないの場」なのです。表札について「かすれている」と書かれていることから、表札に書かれていた振り仮名がかすれてしまっていると考えてもらうのが良いでしょう。過去に「 茈と翠の呪い」で投稿した(私が考えて書いた訳ではないので、ここでは「投稿した」とさせていただいます)ように「祈り」と「呪い(のろい)」は紙一重です。そしてそれは、「呪い(まじない)」とも「呪い(のろい)」でも同じことが言えるでしょう。
今回は以上です。皆様も「禁忌」に触れず、平和に生きましょう。健康のためにも、好きなこうえんでも是非行きましょう。それでは、またいつか。




