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第十四話:揺れる心と、嫉妬のサイン

遊園地での、あの夢のような一日から、季節はゆっくりとその歩みを進め、初夏の気配が濃くなっていた。俺、日野航の日常は、表面上は穏やかに、しかしその内側では、確かな熱量を持って変化し続けていた。


最大の要因は、言うまでもなく桜井弥生さんの存在だ。彼女との関係は、「取材」という便利な言葉を隠れ蓑にしながらも、着実に、そして心地よい速度で深まっていた。ほぼ毎日交わされるメッセージは、俺にとって何よりの活力源であり、その内容は、日常の些細な出来事の報告から、創作に関する真面目な議論、そして時折、互いの心を探るような、甘酸っぱくもどかしい言葉の応酬へと、豊かに色合いを変えていた。


『航くん、執筆のしすぎで寝不足になってない? たまにはちゃんと休んでね(>_<)』

『弥生さんこそ、大学のレポート大変そうですね。俺でよければ、資料探しとか手伝いますよ! 図書館なら得意分野なので!』

『ありがとう! さすが航くん、頼りになるなぁ。じゃあ、今度お願いしちゃおうかな?(^-^)』

『はい! いつでも! ……あの、それで、もしよかったら、そのお礼に、この前言ってた水族館の『取材』に……なんて』

『ふふ、下心が見え見えですよー(笑) でも、いいね! 水族館、私も行きたいな!』


こんなやり取りをするたびに、俺の心臓は幸福感で満たされ、顔は自然と緩んでしまう。もはや、弥生さんへの気持ちが「恋」であることは、自分の中で疑いようのない事実となっていた。ただ、それをどうすればいいのか、この先に何があるのかは、まだ分からないままだったけれど。


執筆活動も、驚くほど順調に進んでいた。遊園地での鮮烈な体験は、俺の物語に圧倒的なリアリティと熱量をもたらしてくれた。特に、弥生コピーの描写は、我ながら格段に生き生きとしてきたと思う。無邪気さ、怖がりなところ、強がり、照れ隠し、そして観覧車で見せたような、ふとした瞬間の大人びた表情……。現実の弥生さんの持つ、掴みどころのない多面的な魅力を、俺は夢中で物語の中に落とし込んでいった。それは、もはや単なるキャラクター造形ではなく、俺自身の弥生さんへの想いを、物語を通して表現する行為そのものになっていたのかもしれない。


弥生さん本人からも、「最近の弥生さん(仮)、すごく魅力的! 読んでて、本当にドキドキする!」「航くん、もしかして私のこと、よく見てる?(笑)」なんて、嬉しいような、核心を突かれてドキッとするような感想をもらうことも増えた。その度に、俺は「取材ですから!」と誤魔化しつつも、内心では喜びと、そして少しの後ろめたさを感じていた。


このまま、穏やかで、幸せな日々が続いていく。

そう、信じていた。

ラブコメの主人公のように、少しずつヒロインとの距離を縮め、いつかは……なんて、甘い夢想さえ抱いていた。


だが、物語には、予定調和を崩す「波乱」がつきものだ。

そして、その波乱の種は、俺が気づかないうちに、すでに蒔かれていたのだった。



発端は、やはりあの日の図書館での出来事だろう。

俺の小説の「大ファン」だと名乗る、後輩女子――橘莉子ちゃんとの遭遇。そして、その直後に現れた弥生さんの、一瞬だけ見せた翳りのような表情。猫のメモ帳を見た時の、ほんの少しだけ低くなった声のトーン。


あの時は、「気のせいだ」「考えすぎだ」と自分に言い聞かせ、無理やり心の隅に押しやった。弥生さんが、そんな些細なことで嫉妬したりするはずがない、と。彼女は、もっと大人で、寛容で、俺のことを信頼してくれているはずだ、と。


だが、その楽観的な思い込みは、数日後に、あっさりと揺さぶられることになる。


その日も、俺は放課後に図書館を訪れていた。弥生さんは大学のゼミが長引いているらしく、今日は来られないかもしれない、とのことだった。少し残念に思いながらも、一人で執筆に集中しようと、いつもの窓際の席に陣取る。


PCを開き、書きかけの看病イベントのシーンに取り掛かる。主人公が、熱で潤んだ瞳のヒロインに見つめられ、思わず心臓が跳ねる場面だ。


(……ここの主人公の心情描写、もっとリアルにしたいな。ただ「ドキドキした」だけじゃなくて、どういう風にドキドキしたのか……息が詰まる感じ? それとも、時間が止まったような感覚?)


そんなことを考えながら、キーボードを叩き始めた、その時だった。


「あ! 月見先生!」


背後から、聞き覚えのある、明るく弾んだ声がした。

振り返ると、やはり、橘莉子ちゃんが立っていた。今日は、ツインテールではなく、サイドで一つに結んだ髪型だ。これもまた、よく似合っていて可愛い。


「こんにちは! やっぱり今日もいらっしゃったんですね!」

莉子ちゃんは、満面の笑みで、俺の隣の空いている椅子に、何の断りもなく、すとん、と腰を下ろした。距離が、近い。前回よりも、さらに近い気がする。


「た、橘さん……。こんにちは」

突然の登場に、少し戸惑いながらも挨拶を返す。

「莉子でいいですよ、先生! 私、先生のこと、航先輩ってお呼びしてもいいですか?」

「え? ああ……まあ、別に構わないけど……。あと、先生はやめてくれ。ただの高校生だから」

「えー、でも、私にとっては先生ですよ! こんなに素敵な小説を書くんですから!」

莉子ちゃんは、全く悪びれる様子もなく、キラキラした瞳で俺を見上げてくる。この、真っ直ぐで、物怖じしない感じ。ある意味、すごい才能かもしれない。


「それで、先輩! この前の続き、読みましたよ! 雨の日のシーン、最高でした! 特に、相合傘のところの、あの……肩が触れ合う描写とか、リアルすぎて……! 私までドキドキしちゃいました!」

またしても、熱のこもった感想が始まった。前回同様、その熱量には圧倒されるが、やはり、自分の書いたものが誰かの心を動かしているという事実は、素直に嬉しい。


「そ、そうか……。ありがとう」

「それでですね! 私、思ったんですけど!」

莉子ちゃんは、ぐいっと身を乗り出してきた。ますます距離が近い。甘い、フルーツ系の香りがする。

「あのヒロインの弥生さんって、もしかして、先輩の好きな人、とかだったりします?」


「ぶっ!?」


思わず、飲んでいたペットボトルのお茶を噴き出しそうになった。

な、何を言い出すんだ、この子は!?

いきなり、核心を突くような質問!


「な、なな、何言ってるんだよ!? ち、違うに決まってるだろ! あれは、その……あくまで、創作上のキャラクターで……!」

必死で否定するが、声は上擦り、顔はみるみるうちに熱くなっていくのが分かる。動揺、丸出しだ。


「えー、そうですかぁ? でも、なんか、すごくリアルだなって思ったんですよねー。先輩の、弥生さんへの想いが、めちゃくちゃ込められてる感じがして」

莉子ちゃんは、疑うような視線を向けながらも、どこか楽しそうに言った。

「気のせいだって! 作者の個人的な感情なんて、入ってないから!」

「ふーん……? ま、いっか! とにかく、弥生さん、すごく魅力的なんで、私、大好きです! 主人公くんと、早く幸せになってほしいなー!」

あっけらかんと、莉子ちゃんは言った。その屈託のなさに、俺は少しだけ拍子抜けする。


「それでですね、先輩! 私、もっと先輩の小説のこと、知りたいんです! あの二人は、これからどうなるんですか? もしかして、ライバルとか出てきたり……?」

「え? ああ、まあ、そういう展開も、考えてなくはないけど……」

「えー! そうなんですか!? どんな子ですか? やっぱり、可愛い系? それとも、クール系?」

莉子ちゃんの質問攻勢は止まらない。その好奇心旺盛な瞳に見つめられると、なんだか、迂闊なことは言えないような気がしてくる。


「ま、まだ、そこまで詳しくは考えてないよ」

「そっかー。じゃあ、私がライバル役で立候補しちゃおうかなー? なんて(笑)」

莉子ちゃんは、冗談めかして笑ったが、その目は、なんだか笑っていないような……?


(……やっぱり、この子、ただのファンじゃないのか……?)


そんな疑念が、再び頭をもたげる。

だが、莉子ちゃんは、すぐに話題を変えた。

「あ、そうだ、先輩! 今度、私におすすめのカフェとか、教えてくれませんか? 私、この辺、あんまり詳しくなくて。先輩、詳しそうじゃないですか?」

「え? 俺? いや、全然詳しくないけど……」

「えー、嘘だー。じゃあ、今度一緒にカフェ巡りしませんか? 『取材』ってことで!」


……取材!?

その言葉に、俺はドキリとした。それは、俺と弥生さんの間で使われている、特別な意味を持つ言葉のはずだ。なぜ、莉子ちゃんがそれを……?

いや、偶然か。カフェ巡りを、単にそういう名目で行う、という意味で使っただけかもしれない。


「い、いや、それは……」

さすがに、二人きりでカフェ巡りというのは、まずいだろう。弥生さんに、どう説明すればいいんだ。

「ダメですか……? 忙しいですか……?」

またしても、莉子ちゃんが、あの「捨てられた子犬」のような瞳で、こちらを見上げてくる。分かっててやってる。絶対に分かっててやってる。


「……ご、ごめん。今は、ちょっと、執筆に集中したいから……」

なんとか、断りの言葉を口にする。罪悪感が半端ないが、仕方ない。

「……そっか。残念です……」

莉子ちゃんは、あからさまにしょんぼりとした顔をしたが、すぐに気を取り直したように、笑顔になった。

「じゃあ、仕方ないですね! 執筆、頑張ってください! でも、もし気が変わったら、いつでも誘ってくださいね!」

その切り替えの早さと、めげないポジティブさ。ある意味、尊敬に値するかもしれない。


「じゃあ、私、そろそろ行きますね! 今日も、お話できて嬉しかったです! また会いに来ますね、先輩!」

莉子ちゃんは、そう言って、ひらりと手を振ると、今度も嵐のように去っていった。


一人残された俺は、深い、深いため息をついた。

(……疲れた……)

莉子ちゃんと話していると、なんだか、ものすごくエネルギーを消耗する気がする。悪気はないのだろうが、あの距離感の近さと、予測不能な言動は、俺のような内向的な人間には、少し刺激が強すぎる。


だが、それ以上に、俺の心の中には、別の種類の、もやもやとした感情が渦巻いていた。

莉子ちゃんの、あの「好きな人?」という質問。そして、「ライバル役で立候補」という冗談めかした言葉。「取材」というキーワード。

考えすぎかもしれない。でも、どうしても、引っかかってしまう。


(……まさか、本当に、俺に気がある……とか?)


だとしたら、まずい。非常にまずい。

俺には、弥生さんがいるのだ。いや、まだ付き合っているわけではないけれど、俺の気持ちは、もう弥生さんに向かっている。莉子ちゃんの気持ちに応えることはできない。


(……どうすればいいんだろう……)


ファンとして、無下に扱うわけにもいかない。彼女の熱意は、作家を目指す者として、素直に嬉しいのだから。

でも、勘違いさせてしまうような、思わせぶりな態度は取るべきではない。ちゃんと、線を引かなければ。


(……難しいな……)


人間関係って、こんなにも複雑で、厄介なものだっただろうか。

ラブコメの中では、もっと分かりやすく、都合よく進んでいくのに。


そんなことを考えているうちに、結局、その日はほとんど執筆が進まなかった。



そして、その週末。俺は、弥生さんとメッセージでやり取りをしていた。

水族館の「取材」の日程を相談したり、最近見た映画の感想を言い合ったり。いつも通りの、穏やかで楽しい時間のはずだった。


だが、俺の心の中には、数日前の莉子ちゃんとの出来事が、小さな棘のように引っかかっていた。弥生さんに、話すべきだろうか? いや、話したところで、弥生さんを心配させてしまうだけかもしれない。それに、俺の考えすぎかもしれないのだから。


そんな風に、一人で悶々としていると、弥生さんの方から、不意に、その話題に触れてきたのだ。


『そういえば、航くん。この前、図書館で話してた、あの子……』

メッセージの文面は、いつもと変わらない、優しい口調だった。だが、俺には、その裏に、何かを探るような響きが感じられた気がした。

『……可愛い子だったね。航くんの後輩?』


……きた。

やっぱり、弥生さんも、あの時のことを気にしていたのだ。

どう答えるべきか。正直に話す? それとも、適当に誤魔化す?


一瞬、迷った。だが、ここで嘘をついたり、隠したりするのは、良くない気がした。俺たちの関係は、信頼に基づいたものであるはずだ。そう信じたい。

それに、隠すようなことでもない。莉子ちゃんは、ただの、俺の小説のファンなのだから。


『あ、橘さんのことですか? 後輩というか、俺の小説を読んでくれてる子みたいで……。この前、感想を言いに来てくれたんです』

俺は、できるだけ客観的に、事実だけを伝えるように努めた。

『ファン、なんですよ。俺の。信じられないですけど(笑)』

少しだけ、照れ隠しの笑いを付け加えて。


返信は、すぐに来た。

『へえー! ファン!? すごいじゃない、航くん!』

文面は、明るく、祝福しているように見える。顔文字も、いつもの笑顔マークだ(^-^)。

『どんな子なの? やっぱり、可愛い?』


……可愛いか、どうか。

正直に言えば、莉子ちゃんは可愛いと思う。小動物みたいで、人懐っこくて。

でも、それを弥生さんに正直に伝えるのは、なんだか気が引ける。


『まあ……普通、じゃないですかね? 元気な子だな、とは思いましたけど』

少しだけ、言葉を濁してしまった。


『ふーん、そうなんだ。……それで? その子とは、よく会うの?』


……ん?

なんだか、質問が、少しだけ、踏み込んできたような気がする。気のせいだろうか?

弥生さんの声のトーンが、文字だけでは分からないのが、もどかしい。


『い、いや、全然! この前、たまたま図書館で会っただけですよ!』

慌てて否定する。


『そっか。……でも、ファンだなんて、すごいね。航くんの小説、それだけ魅力があるってことだよ。私も、なんだか嬉しいな』


そう言ってくれる弥生さんの言葉は、素直に嬉しかった。

でも、同時に、どこか……ほんの少しだけ、距離を感じるような気もしたのだ。それは、気のせいだろうか。


その日以降、弥生さんの態度に、本当に些細な、しかし無視できない変化が現れ始めたように、俺には感じられた。


例えば、メッセージの返信。

以前は、どんなに忙しくても、比較的すぐに、そして長文で返してくれていたのが、時折、数時間経ってから、少しだけ短い文章で返ってくることがあった。もちろん、大学が忙しいのかもしれないし、俺の考えすぎかもしれない。でも、その変化が、妙に気になった。


例えば、会話の中での言葉の端々。

俺が、学校での出来事として、クラスメイトの女子の名前をうっかり口にしてしまった時。

「へえ、〇〇さんって、そういう子なんだ。……航くんは、よく話すの?」

その声は、いつもと同じように穏やかだったが、その後に続いた沈黙が、やけに長く感じられた。そして、その時の弥生さんの目が、ほんの一瞬だけ、笑っていなかったような気がしたのだ。


例えば、執筆に関するアドバイス。

以前は、どんな些細なことでも、親身になって、具体的なアイデアを出してくれた弥生さんが、時折、「うーん、どうかなあ。航くんが良いと思うなら、それでいいんじゃない?」と、少しだけ投げやりな、あるいは突き放したような言い方をすることがあった。もちろん、俺の自主性を尊重してくれているのかもしれない。でも、以前の熱心さを知っているだけに、その変化に戸惑いを覚えてしまう。


これらの変化は、本当に些細なものだった。

一つ一つを取り上げれば、「気のせいだ」「考えすぎだ」で済ませてしまえるレベルかもしれない。

実際、航は当初、ほとんど気づいていなかった。弥生さんが、何かいつもと違うな、と感じても、「疲れてるのかな」「大学で何か嫌なことでもあったのかな」と、的外れな心配をするばかりだった。


「弥生さん、最近、なんだか元気ないみたいですけど、大丈夫ですか?」

思い切って、メッセージで尋ねてみたこともあった。

返ってきたのは、

『え? そう見える? ううん、全然元気だよ! 心配してくれてありがとうね(^-^)』

という、いつもと変わらない、明るい返信だった。


(……やっぱり、俺の考えすぎか)


弥生さんが「大丈夫」と言うのなら、そうなのだろう。

俺は、そう自分を納得させようとした。

頼れる年上のお姉さんである弥生さんが、俺なんかのことで、心を乱したりするはずがない。ましてや、「嫉妬」なんて、そんな子供っぽい感情を抱くはずがない。そう、思い込もうとしていた。


だが、心の奥底では、ざわざわとした不安が消えなかった。

弥生さんの笑顔の裏に隠された、本当の気持ち。

そして、莉子ちゃんという、新たな存在がもたらした、微妙な変化。

俺たちの間に、見えないけれど、確実に存在するようになり始めた、小さな溝。


ラブコメの主人公なら、ここでヒロインの心の機微を敏感に察知し、優しくフォローするのかもしれない。

だが、俺は、あまりにも鈍感で、そして経験不足だった。

弥生さんの発する、微かなSOSのサインに気づくことができずにいたのだ。


穏やかだった日常に差し始めた、翳り。

それは、これから訪れるであろう、より大きな波乱への、静かな序章だったのかもしれない。

俺は、まだ、そのことに気づかないまま、ただ、弥生さんの不調(だと信じ込んでいるもの)を心配し、そして、自分の物語を書き進めることしかできなかった。

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