表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

それぞれの、バレン・タインデイ ③クライシス

クライシス、アリアーネのバレン・タインデイ ☆


これだけ読んでも大丈夫だと思います。

「クライシス!」


「アリーどうしたの?」



 僕達が幼馴染から婚約者になって、そろそろ二年になる。

 昔からずっと大好きだったアリアーネと学園入学一年前に婚約した。


 婚約したばかりの時は、少しぎこちなかったけれど、今ではアリーと愛称で呼ぶ事も許してもらえるほど仲良くなった。



「今私の大好きなスイーツ店で、バレン・タインってイベントをしてるんですって!」


「どんなイベントなのかな?」


「お菓子をプレゼントするの。好きな人とか、お世話になった人、あと友達と交換してもいいんですって」


「それじゃあ、僕からアリーにあげないと」


「女の子から男の子に告白する日らしいわよ?」



 残念、僕からあげたかったのに。

 でも告白か、好きな人に想いを伝える日って事でいいんだよね?

 なら……。


「告白ね、アリーは僕にくれるのかな?」


「あげるわよ、婚約者ですもの。お菓子はカップケーキでいいかしら?」


「アリーがくれる物なら、なんでも嬉しいよ」


「わかったわ、予約してこなくちゃ」


「それより、告白、忘れないでね?」


「?」


「ちゃんと僕の事を、どう思ってるか聞きたいな」


「婚約者なんだから、分かるでしょ!」



 顔を真っ赤にして、怒ったような顔をするアリー。

 それは照れ隠しだって知っているよ。



「アリーは、すぐ恥ずかしがるから気持ちをあまり聞いた事ないなって」


「私だって、ちゃんとクライシスの事、す、す、すぅ……」


「無理しないで、バレンタインの時でいいから聞かせてね」


「〜〜予約してくる!」



 アリアーネは助かったとばかりに、走って行った。


 今頑張って言おうとしてくれてるアリーも可愛いけど、楽しみは先にとっておかないと。


 バレン・タインデイ当日は、言うまで離してあげないからね。


溺愛×ツンデレ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ