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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年 12月
986/1001

ピンポイント

 今朝は行きつけの外科に行ってきました。目的はブロック注射です。


 右肩を慢性的に悪くしていて、そこにブロック注射を打ってもらってたんですが、前回行った時に左足のことも相談したんです。ずっと座っていると左足のふくらはぎの外が痛くなって、じっと座ってられなくなります。

 実は、何年か前、他のペインクリニックに父親を連れて行くついでに私も診てもらってたので原因はほぼ分かっています。


「腰から足に来ている」


 そう言われました。前に腰が原因で入院してますから、まああってもおかしくはない。


 左の外から足の裏までずっと、このあたりがと言ったらそういう診断をされて、腰にブロック注射を打ってたんですが、自粛時代に入ってそこには行かなくなったのと、父が行かなくなりましたからね、それで放置してました。


 今通ってる外科の先生はどう言うかなと思ったら、やはり同じ診断でびっくりです。


「腰の神経痛がそこに来てる」


 前の先生とドンピシャなので間違いなさそう。


「腰をかばって変な歩き方になってるから、足のその部分の筋肉を痛めている」


 ということで、足のその部分にブロック注射をしてもらったんですが、


「ここは?」

 

 と聞かれて先生に押されたら、


「うぎゃああああ!」


 と、叫ぶほどに痛い! その部分に麻酔を注射してブロックしてもらうんですが、うまくポイントに当たったら注射もまた痛い! でも効きます。


 それからしばらく行ってなかったんですが、今回また行くことになったので、


「腰にブロックとかしなくていいんですか」


 と聞いてみたら、色々と説明してくれました。簡単に言うと、腰の神経に打とうと思ったらレントゲンかエコーか何かで見ながら打つことになるんですが、それだけしてもどれだけ効き目があるか分からないということらしい。

 

 それでも今回は腰から背中周辺にもブロックを打ってくれて、


「これでかなり楽になると思うよ」


 と言われたんですが、これもまた痛かった!


 そして今回一番の懸案である左足の外側の時、これがもう、


「ギブ! ギブ!」


 と言ってしまうほど痛いのなんの! 声が聞こえる場所の患者さんは何をされてるんだと思うでしょうね。


 ただし効きます。今、左足の外側、筋肉痛の治りかけみたいになってますが、痛みはないです。凝り固まった筋肉がゆるんだという感じですか。


 続けて詰めて行ったらもっと効き目があるんだと思いますが、何しろ行ったら時間がかかるのでなかなか行けない。年末を睨んで今日行ってみたけど、次に行くのは年明けになるかなあ。


 しかし、あのピンポイントで痛い押し方はなんだろうといつも思います。帰ったら先生が押してるとおぼしき場所を自分でも押してみるんですが、全く痛くない。そりゃ多少は痛気持ちいいぐらい、ここがツボかなと思うぐらいのことはありますが、あんなに痛くは強く押してもなりません。


 やっぱり勉強して、年月かけて経験積んでるからこそでしょうが、あの調子で尋問されたら、きっとやってないことも「やりました」と言ってしまうだろうな。


 痛いんすよ、まじで! でも効くんです! 不思議!

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