表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年 12月
973/1001

さくっとか、ざくっとか

 前回書いた「コストコのチョココルネ」ですが、今朝も朝ご飯となりました。


「今回はちょっとだけ焼いてみるか」


 そう思って本当に軽くだけオーブントースターで焼き、温まったらスイッチを切って予熱の中にしばらく置いておきました。


 私はトーストはかなりしっかり焦げ目がつくまで焼きたい方です。色んな人と話していたら「せっかく柔らかいパンを固くしてしまうのは嫌」という方も結構あり、それも分からないではないです。ふわっとしたのおいしいですもんね。うちの母もトーストはちょっとだけ焼いてほしいという感じでした。

 ただ私は普通の食パンもハードトーストも結構しっかり焦げ目をつけて、後半になったら薄く削ったバターを乗っけてそれがしみしみになるぐらいさらに焼くというのが好みです。上に乗せたのは溶けて染み込んで、その上にさらに溶けてないバターを乗せるとさらにおいしい。


 ですが、今回はちょろっと焼くだけ。これは主にクロワッサンを食べる時にやる方法ですが、クロワッサンとかデニッシュのように「層になったパン」はパイと同じで「さっくり」とした食感が命だと思っています。ですが、買ってきたらどうしても「くたっと」になってしまってるので、それを復活させるのにちょっとだけ焼きます。


 焼きすぎないように、中に何も入れないでオーブントースターを温め、後半に目的のパンを入れ、タイマーが切れて結構温度が下がるぐらいまで放置、場合によっては完全に冷めるぐらいまで放置しても構いません。そうすると焼き立てのさっくり食感が蘇ってそりゃもうおいしいのです。

 父親に「こうしたらおいしいよ」と教えて以来、どうも父親も一人の時にやってたようです。私がいたらやってあげてましたけど、いない時にもやってたのはおいしかったからでしょう。


 ということで、今回のコルネはデニッシュ生地なので焼いてみようとなったわけです。


 タイマーが切れてちょっとして取り出し、さくっとしたのをいただいたんですが、


「チョコがとろっとしてる、当然だが」


 そう、チョコクリームが入ってるんですよね、今回のパンは。そのクリームがとろけるようで、おいしいと言えばおいしいんですが、


「コルネのクリームはもうちょっと硬めがいいなあ」


 と、わがままな感想を持ちました。


 これも本当に好みだと思います。さっくりしたデニッシュ生地からとろっとこぼれるようなチョコクリーム、うん、読むとこれもやっぱりおいしそう。ですが私は硬めのクリームに、多分刻んだチョコかなと思いますが、ザクザクとした食感がおいしかったので、それが全部とろっとなったらちょっと違うと感じてしまいました。


 さて、


「さくっとを取るか、ザクッとを取るか、それが問題だ」


 と、ハムレットのように悩んでおりますが、皆様はどちらがお好みでしょう?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ