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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年 11月
967/1001

お好み焼き三昧

 日曜日に法事で高松へ行き、翌日の月曜日に観光をして帰ってきました。


 火曜日、買い物に行かずにある物でご飯を作ろうかなと考えていたんですが、


「今日はちょっとしんどいし、お弁当でも買うか」


 と、決めました。


 うちから歩いて割とすぐのところにスーパーができたんですが、そこのお惣菜が結構おいしいんです。それに安い。今はお弁当やお惣菜も高くなってますが、そこは大手スーパーより一段階安いという感じです。


 お惣菜コーナーを見に行って、


「あ、お好み焼き」


 目につきました。お好み焼きがパックに入って税込みで260円ぐらい。それからお好み焼きとそば焼きがセットになったのが400円弱ぐらいかな。どれも外税なので大体ですが。お昼はお好み焼き、夜はそば焼きとセットを買って帰りました。


 実家の魚焼き器には鉄板があるので、それに乗せて温めたら、


「うまい! お好み焼きうまい!」


 適度に焼き目もついてホカホカになっておいしいのなんの。お昼も夜も満足しました。


 そして水曜日になったんですが、


「今日もお好み焼き食べたいなあ」


 と思ってしまった。もう旅行の疲れもほぼないし、筋肉痛も出なかった。料理ぐらいできるんだが、どうしてもどうしてもお好み焼きとそば焼きが食べたくて、また同じスーパーに行き、また同じセットでお昼ご飯と晩ご飯を済ませてしまいました。

 この日は用事と仕事で本当にややこしくて、ご飯作りしなくて済んでよかったなと思うような状態でしたので、本当にお好み焼きに助けられました。何も考えずご飯作ることにしてたら倒れてたな。


「しかし、なんでこんなにお好み焼き食べたいんやろ。もしかしておじちゃんの法事行ったから母が乗り移ってる?」


 と、思いました。うちの母親は好き嫌いがはっきりしてる人だったんですが、お好み焼きもそば焼きも大好きで、


「あんたが作ったのおいしいから作ってぇよ」


 と乗せられて、いつも私が作る係でした。母が亡くなった時はお葬式の日の朝、お好み焼きとそば焼きを作ってお棺に入れました。そのぐらい好きだったんです。他にもまだありますが、特別好きだったなあ。なので、なんとなくそんな気がしてしまったんですが、そういや確か、私がお腹の中にいる時にもお好み焼きがやたらと食べたかったと言ってたなあ。妹の時はうどんだった気がする。


 ということで、木曜日もまた、


「やっぱりまだお好み焼きとそば焼き食べたい」


 と思って同じお店に買いに行ってしまいました。ただ、今回はお好み焼きとそば焼きのセットがなかったので、お昼にそば焼き、夜にお好み焼きとちょっと変則的になりましたが。


 このお店のメンバーカードを持っているので、記録を見た人は、


「なんでこいつこんなに毎日お好み焼きばっかり買うてんねん」


 と思われるかも知れませんが、食べたいんだからしょうがない。


 開き直って関西人らしく欲望の赴くままお好み焼き生活しようかなと思ったりもしますが、今日は他の店に行く予定なのでそのお店次第です。

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