表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年 11月
949/1001

開封後は冷凍で

 所用で少し朝早くから出かけることになりました。


「さっと食べられるから朝ご飯はあれにしよう」


 と、冷蔵庫のチルド室からある物を取り出しました。


「アメリカンドッグ」


 どなたもご存知の棒に刺したソーセージに衣をつけて揚げたあの食べ物です。


 以前、


「フレンチとアメリカン」


 というタイトルで、私が子どもの頃に初めて食べた時には「フレンチドッグ」という名前だったこと、今はその名前で呼ばれているのはほぼ北海道だけで、外に砂糖の衣がついているらしいことなんかを書きました。そして今ではほぼ「アメリカンドッグ」一択のように呼ばれていますが、アメリカには「コーンドッグ」と呼ばれる似たような食べ物があるが衣がとうもろこしの粉で作られているらしい、なんてことを書きました。


 その「アメリカンドッグ」をあるスーパーで冷凍で売っていると知り、行ってみたら本当に売ってました。6本入りの冷凍で300円ちょっと。つまり1本60円弱で買えるんですよ! 揚げたのをスーパーやコンビニで売ってたりしますが、とてもそんな値段ではない。


「しめしめ、これを買えば家でもっと安く食べられるぞ」


 と、いくつか買って帰り、妹が来た時にお裾分けをしたんです。


 レンジでチンで食べられるんですが、それだけではふわふわなので、私は控えめにレンジにかけ、その後でオーブントースターで焼いています。そのあっちあちのにケチャップとマスタードがないのでからしをつけて食べたら、


「うんまっ!」


 おいしいんですよ、これが。それで冷凍室にストックしてあります。


 と、ある時、いつもいくドラッグストアに行ってみたら、


「あれ、冷蔵のがある」


 同じく6本入りを冷凍のよりもうちょっと安く売ってました。前からあったのに私が気がついてなかっただけなのか、新しく入ったのかは分かりませんが、もちろん買って帰りましたとも。今、頭の中がアメリカンドッグなんですから。


 持って帰って比べてみたら、メーカーが違うからか冷蔵の方がやや短い。棒の長さは一緒なんですが持ち手が長く出てるような感じです。安い分少ないんですね。


「まあまあ、1回食べて満足できるのは一緒だからこっちでもいいか」

 

 そう思って今までに2本食べました。残り4本です。それを今朝、朝ご飯だから2本食べてもいいだろうとレンジでチンして、残りをチルド室にしまおうと思って気がついてしまったんです。


「え、開封後は冷凍庫に保存して早めにお召し上がりください、だと?」


 そう、そんなことを書いてたんですよ。


 いや、冷蔵で売ってたら普通冷蔵で保存せんか? 冷凍で売ってるのは冷凍保存するけど、これは冷蔵でいけると思ったからチルドに入れておいたのに、なんぞそれは!


 毎日食べてたわけではないので最初に開封してから一週間は経ってると思います。そして残り日数はあと3日ほど……


「冷凍して早めに食べろってそれどういうことー!」


 納得できないと思いつつ、残り2本を冷凍室に入れました。その前に買ってた冷凍のやつの上にな!


 ということで、なんとなく納得できないですが、元冷蔵のから食べていこうと思います。


 今度からできるだけ冷凍のを買おう。冷蔵のを買うのは冷凍のを売ってる店に行けない時だけにします。ドラッグストアは近いから。ってか、そんなに切らして困るようなもんじゃないから、ほぼ冷凍のだけにしようかなと思いました。

「フレンチとアメリカン」は以下から読めます、よろしければご一読ください。


https://ncode.syosetu.com/n5848ha/322

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ