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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年 10月
913/1001

ゴールデンカムイの日

 TMのために今はWOWOWが見られる状態なんですが、そこにもう一つ、


「ゴールデンカムイ・実写ドラマ版」


 も始まったので喜んでいます。


 原作、大好きなんですよ。ストーリーも面白いし、アクションもすごい。アイヌ文化の勉強にもなるし、なんといっても登場人物がある意味変態ばかりで笑えます。まっすぐ笑えない変態満載ですが。


 ドラマの開始に合わせて映画を放送していたので、昨日は午後から録画してあった映画と、特番を見て、夜はドラマスタートです。


 最近の漫画の実写化って本当にすごいです。まずビジュアルがそっくり。実写だからって特に似せなくてもドラマ独自の雰囲気を出せばいいんじゃないかと思う部分もあるんですが、似てるーと思うとそこはやっぱり楽しいですね。


 個人的に一番うけたのは白石の矢本悠馬さん。あのぬるぬるしてとぼけた白石の感じがよく出てます。他の人もみなさんがんばってらっしゃるんですが、私は白石が一番うけました。よく矢本さんを選んだなあと、その人のセンスにグッジョブをあげたい。


 それと、最初は映画で次が地上波じゃないからか、結構えぐいシーンもそのまま再現されてるし、「おいおい、そのセリフ大丈夫か」みたいなところもそのまやってるので、そのへんも楽しい。今、言葉狩りみたいにあっちこっちで変に改変した単語やセリフを見ることも多いので、そのあたりにもガッツポーズしてしまいそう。


 この作品にはとてもたくさん動物、特にクマが出てくるんですが、あれは一体どうやって撮影してるんだろう。多分CGなんでしょうが、それもリアルです。クマや狼が人と一緒に組んず解れつで格闘したり、クマがビンタで人間の顔吹っ飛ばす、なんてシーンも原作通りにあって「うまいなあ」と感心するばかりです。


 アイヌの文化について、本当のところは私にはよく分かりませんが、原作に出てるそのものに再現されてる気がします。アシリパさんの祖母のフチを演じてらっしゃる大方斐紗子さんは御年85歳のベテラン女優さんですが、見た目もフチ、そして話してるのも私からすると本当のアイヌの方のようにしか見えない。すごいよなあ。


 そして「金カム」と言えば忘れてはならないのが「グルメ」です。きっちり「一番おいしい部分」を食べさせられる杉元と白石にもニンマリ。


 一つだけ残念な部分は、


「マッスル度がやや足りない」


 です。


 主演の山崎賢人さん、それから谷垣源次郎の大谷亮平さんに、


「むっちり度がちょっとなあ」


 と、二枚目なだけに線が細いのを感じて、


「そんなことでラッコ鍋どうする!」


 と、思わずつっこんでしまいました。


 そのあたり、実際のガチムチの人ばかり揃えるわけにはいかないんでしょうが、キロランケの池内博之や、ドラマ第一話の二瓶鉄造、藤本隆宏さんなんか、とてもいい感じです。


 とにかく長い話なのでどこまでやるのかと思ったら、今回はとりあえず「全9話」とのことなんで、おそらく続編も作られるんだろうな。


 こういうのを海外ドラマみたいに50話超えでガンガン作って、それを海外に売り込んだら日本のエンタメももっと盛り上がると思います。なんだかぬるいドラマを人気があるアイドルとかで1クール11話ぐらいで作るのもうやめませんか? そんで骨太ドラマをどしどし作ってほしいと思いながら、続きの8話を楽しみにしております。

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