表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年  9月
898/1001

緊急漏水修繕に伴う断水のお知らせ

 今朝はいつものように家を出て、途中で産直スーパーに寄って野菜を買い足してから実家に向かいました。


 産直スーパーを出てもう少し先が実家なんですが、


「あれ、うちの前でなんか工事してるけど、そんなお知らせあったかなあ」


 実家の駐車場は道路からは見えない位置です。車を車庫に入れるには細い私道に入らないと行けない。工事をしてるのは実家のすぐ前、なので警備員さんが交代で車を通しています。


(こっちだから)


 と、車の中から指で示し、私道の方に誘導してもらいました。


 車庫の前に車を停めて、何の工事なのかなあと思いながら車をしまっていたら、工事の人がやってきて、


「こういうことで」


 と、説明してくれました。


 うちに来る水道ではないんですが、実家の前の道路の下を通ってよその方に行く水道が漏水しているらしい。それでか。昨日、なんで道路が濡れてるのかなと思ってたんです。トラックか何かが道路に水でもこぼしたのかなと思ったんですが、そのぐらいの水濡れしていました。


 それで、その工事のためにもうちょっとしたら断水すると!


 急いで中に入り、お仏壇の水と花の水だけ交換してほっとしていたら、


「もう水を止めてもいいですか」


 と聞いてきたのでいいですよと答えました。2時間ほど断水予定なので、水が止まる家に聞いて回って全部がいいとなったら止めるらしい。


 2時間ほどなのでお昼ご飯を食べるか食べ終わるぐらいには終わるだろう。今日のお昼はご飯を炊く予定もないし、パンを食べる予定なので何かを調理する予定もない。よかった。


 そう思ったんですが、不思議なもので、


「本当は行かなくてもいいのになんだかトイレに行きたい気がする……」


 家を出る時にいってきたのでお昼ぐらいまで行かなくても平気なんですよ、ええ。特にお腹の調子が悪くてトイレに駆け込むということもない。なのに人間って不思議です、しばらく行けませんよと言われたら、なんだか行きたい気がするんですよね。行きたくないのに!


 まあ、どうしても行きたくなったら、1回ぐらいタンクの水で流せるし、それよりもっともっとどうしてもとなったら、マンションの方に走ればいいので問題はないんですが、今、行きたくないのにとってもトイレに行きたい気持ちになってます。行きたくないのにい!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ