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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年  9月
878/1001

はばタンは正義!

 このところ毎日のようにあっちこっちで、


「兵庫県」


 の単語を目にして耳にします。


 いいことならいいんですが、なんともお恥ずかしい話題で、兵庫県民としては本当に不本意と言うしかない出来事です。


 色々と見たり聞いたりして、問題のご本人の発言なども見聞きすることで、


「こういうことなんではないのかな」


 と、思うことはあります。ですが、それは一県民の私が今この場で言うことでもないと思いますので、とりあえず今はお口チャックでいきたいかな。


 どんな問題でもできるだけ中立の立場でありたいと思うこと、まだ何が本当で何が本当でないかがはっきりしないこと、それと、渦中のご本人と周囲の人の関係も色々、たとえば、こんなことは考えたくないですが、嘘をついてでも気にいらない首長を引きずり降ろしたい、なんて勢力もあるとかないとかも聞きますので、本当にどう言っていいか分かりません。そんな中で「どうやらこれは本当のことだな」と思うことも増えてますので、連日行われている「百条委員会」てなやつの結論が出るのを静かに見守りたいと思います。

 

 と、ここまではそういうことで一旦終わりですが、かの方のあることだけには、


「おい!」


 と、ちょっと言いたいことがありますので、そのことぐらい言ってもいいでしょう。


「子供が知事よりきぐるみに群がっており(知事が)不機嫌になったと聞いた」


 こんな発言が出てきたらしいんですが、この、


「きぐるみ」

 

 については、ほぼ全兵庫県民が思い浮かぶだろう存在があるんです。


「はばタン」


 兵庫県のマスコットでフェニックスをモチーフにした黄色い鳥です。きぐるみだけじゃなく、色んな「はばタン」をあっちこっちで目にすることができます。

 

 公的には、


「のじぎく兵庫国体・のじぎく兵庫大会の大会マスコットであり、大会終了後2007年4月より、兵庫県のマスコットになった」


 とあり、誕生日は2003年1月17日、年は違ってもあの震災と同じ日とされていますが、実はその前に前身のキャラがいます。1985年「ユニバーシアード神戸」のためにあの手塚治虫先生が1983年に発表された、こちらは丹頂鶴をモチーフにした「ユニタン」です。どんなのか気になる方は「ユニタン」も「はばタン」も検索をかけられたら、どんな子か見ることができます。後任だろうはばタンの名前もそこからとったんでしょうね、多分。


 つまり「はばタン」は2007年から現在の2024年のすでに17年の間県民に愛されているキャラで、その前の「ユニタン」は1983年からですからすでに41年です。その年月、「◯◯タン」という鳥のキャラクターは兵庫県民に愛され続けているという歴史があるんです。


「そのはばタンをライバル視するって、どんだけの思い上がりー!」


 これが私の感想です。


 さっきの証言が嘘か本当か分かりませんが、もしも本当なら、知事さんは令和3年からの任期ですから、まだたかだか3年、41年、17年と比べてお付き合いの長さと深さだけでもどう違うかが分かるでしょうが。


 それに、こんな言い方をしてはあれかも知れませんが、


「知事と言っても普通のおっさんやん!」


 とも思います。


 特に男前でしょうがないってこともないし、特にかわいいというわけでもない。これといってかっこいいと思う要素もない。


「勝てるわけないやん!」

 

 私だってはばタンと知事がいたらはばタンの方に行きますって。


 そういやいつだったかなあ、昨年か一昨年、


「夏のあまりの暑さにはばタンちょっと休みます」


 てなことをニュースで見たことがある気がします。


「そりゃはばタンだってこの暑さだとへばるがな、休みなせい」


 と、すごく納得した記憶があるんですが、もしもそれが、


「自分より人気があってはばタン腹立つー!」


 と、一部の噂の言うように出さないようにしてたとしたら、そりゃ本当に罪深い行いだと、はばタンファンの一人としては思うしかありません。


 とりあえず、


「かわいいは正義! つまりはばタンは正義!」


 他のことは知らんけど、どう太刀打ちしても知事さんははばタンには勝てないからー!


 とだけは、声を大にして言っておきたいと思います。


 以上!

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