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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年  8月
857/1001

藪いり

 お盆の3日間も終わり、今日は、


「藪いり」


 です。


 地域によっては今日までお盆で、今日の夜、送り火を焚く地域も多いらしいんですがうちのあたりは昨日の夜に焚いて仏様を送ったので、一応お盆は終わりになります。

 

 そして今日8月の16日は上に書いたように「藪いり」で、これは昔、商家などに勤めていた奉公人が、年に2回だけもらえた夏の休みの日になります。8月はお盆明けの8月16日、そしてお正月は今は「小正月」と言われている1月15日の翌日、奉公人にはこの年に2日だけが休日でした。その前日までに仕事を終えてしまい、その日は家が近い人なんかは帰省できるんですよね。


 思えばひどい話だなとも思います。年中無休で、給料は先に家族に渡されて、自分が使えるお金なんてほとんどないんですから。家族が勤め先に会いに来てくれることもあったようですが、なんにしてもそんな状態で何年もずっと離れてるんですから、この日が一体そういう人たちにとってどういう日なのかなと考えてしまいます。


 うちは定休日もありますし、お盆休みもありましたが、今日までがお盆休みです。なんでか分かりませんが父がお盆休みは13日から16日と決めてたので、私もその間は休みますよ。そこに今年は山の日と代休がくっついて、珍しく長いお休みとなりました。


 今年はさらに明日が土曜日で、1日仕事したらまた日曜日。こんなことで来週からちゃんと仕事ができるんでしょうか、逆に心配だったりします。

 普段から土曜日休みでうちと同じお盆休みのところは10日土曜日から18日日曜日までの9日間の長期連休です。ゴールデンウィークなんて目じゃないですね。


 ただ、今年はその連休を狙ったように地震だの大地震に注意だの、台風だの台風だのとあっちこっちえらいことで被害も出ています。おまけにめちゃくちゃ暑い、外に出るなと言われるぐらいに。


 なんとかもっと安息に、みんながゆっくり休めるお休みがないものかなあ。私も実家に帰ってたら色々あってちょっと仕事することにもなってしまいました。山ほどフライ作ったりもして、結局お盆の間は休めてません。フライは勝手に作ったんだけどな!


 昨日は送り火を焚いて片付けて帰ってきて、お風呂入って洗濯をしたら、電池が切れてしまってもう何もできませんでした。夜も9時台から朝まで、何回かちらっと目が覚めましたがぐっすりと眠り、今日は結構すっきりしてます。


 でも頭はすっきりしても体はなんだかガッタカタなので、今日は藪いり、労働者の休日として休むぞ! ご飯もまだ冷蔵庫にフライが残ってるから作る必要ないもんね!

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