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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年  8月
850/1001

南海トラフとはなんぞや?

挿絵(By みてみん)


「南海トラフ」


 言葉としてはよく聞いて知っていて、ちょっと怖い響きもありますが、


「本当はこれ、何なの? どんだけ怖いの?」


 今回の「南海トラフ地震臨時情報」で、あらためてちょっと気になってしまったので調べました。


 調べてみたところ「南海トラフ」とは、


「四国の南から駿河湾まで続く長い深い溝」


 のことらしい。


 色々なプレートがぶつかって、その結果この溝の中に向かって海底がぐいぐい引っ張られるもので、その影響でその溝が崩れると地震が起きるわけです。とにかくかなり大きくて深いもので、大きい地震が起きる可能性があるらしい。

 大体数十年から数百年でその溝が崩壊して大きな地震を起こすようなんですが、最近では1944年に紀伊半島沖で、1946年にやはり似たような場所が崩れて大きな地震が起きて、数千人の方が亡くなっているようです。


 ただ、その上の端っこの駿河湾では1854年以降150年以上地震が起きていないもので、今度地震が起きたら大地震になるんじゃないかという仮定のもと、気をつけましょうということのようです。


 あの有名な「ちびまるこちゃん」の中で、その地域で生まれ育ったまるちゃんとお姉ちゃんが地震の避難訓練に参加するエピソードがありました。大体1970年代らしいので、その頃からはもう気をつけましょうのモードに入ってるわけですね。


 実際にはそのあたりではそれからも大きな地震はなくて、阪神淡路や東日本、熊本に能登と違う地域で大地震が起きているので、ますます心配されているということなんでしょうか?


「大地震はなんの前触れもなくやってくるから」


 という説も目にしたんですが、自分の経験から言いますと、ほとんど地震や台風の被害がないと思っていた当地でも、阪神淡路の少し前から地震が続いていました。震災の前日の夕方、その日も伯母さんの病室に泊まることになっていたので実家に電話をした時、母に「なんだか地震が多いからおばちゃんのことよく見てあげて、頼んだよ」と言われたぐらい小さい地震が続いていました。だから、何もなくていきなりどーんと来るというのは、なんとなくないような気がするんですが、阪神淡路がそうだったからって、他のところの地震もそうだと言い切ることはできません。


 テレビで気象庁の人か誰か分かりませんが、なんだかそういう専門の人が、


「地震臨時情報が出たからってそこまで地震が起きる可能性が高くなったわけではありません、1000分の1が数百分の1になったぐらい」


 と言ってたんですが、うーん、高くなったと言えば言えるし、そこまで心配するほどのことはないのかなと思えば思えるような感じ。

 前にもちょっと書いたことがあるんですが、「雨乞い源兵衛」という落語の中で八卦見の先生が「雨が降るか」と聞かれて「降るような、日和じゃない」と答えるんです。聞いた主人公は「降るような日和じゃなかったら傘はいらないな」と思って手ぶらで出かけたら大雨。「はずれたじゃないか」と言ったら八卦見の先生、知らん顔して「降るようなとちゃんと言った。降るということは日和じゃないという意味、だから念の為に日和じゃないと付け加えただろう」と言い切ります。なんとなくそれと似てるようにも思えてしまう。


 できるのは地震が来た時に慌てないように準備する。今までと同じように気をつけましょうということだけみたいです。


 今日、買い物に行ったらドラッグストアで箱入りのミネラルウォーターを「1人1つにしてください」と張り紙して売っていて、どんどんと売れていました。用意しろと言われても、そのぐらいしかできないような気がするなあ。


 私の場合はマンションはそこそこ大丈夫そうですが、一人で実家にいた時に地震が来たらどうなるかがちょっと心配です。でもだからといって実家に行かない、仕事をしに行かないというのは無理な話なので、もしも来たら机の下やテーブルの下に入ろうとか、手元にスマホ置いておこうぐらいしかできないかもなあ。


 とにかく「南海トラフ」というのはそれぐらい大きな溝みたいなので、できれば少しずつあっちこっちで崩れて、全体的にどわっと崩れるようなことはないようにしてもらいたいものだと思いました。実際そう祈るぐらいしかできません。人間ってやっぱり自然から見ると無力なものです。


 最後になりましたが、昨日忘れて帰ったしいたけ君たちですが、今朝行ったらきちんと乾いてくれてました。さすがにお日様と風にがんがんあたりまくっただけのことはあります。自然の恵みをありがたくいただきます。また見つけたら色々干しておこうかなあ。こういうのも保存食になりますもんね。


 ということでしいたけは回収したのでもうそろそろ一雨ほしいです。本当に自然のいいところだけいただければいいのになあ。

この赤いネットはもともとたまねぎを入れて吊るしてました。

お日様と風の恵みで立派な干し椎茸になってくれてありがとう!

本当に雨が降らなくてよかった。


写真はご心配をおかけしたしいたけ君たちです。

元気で乾いております。

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