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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年  8月
848/1001

麻雀やります?

 私はやったことはありますが、それはその時一緒にやった人に言わせると、


「これは麻雀じゃなくポンジャン」


 だと言われました。


 トランプみたいにもらって捨てて、それで揃えて。そういうのだとは知ってますが、役とか点数とか、そういうのはさっぱり分からない。なんだか1枚表向けてある「牌」が「ドラ」だかなんだかってやつだとかはおぼろに記憶にありますが、それだけです。


 うちの父は麻雀をやる人だったので、お正月や法事の時に大伯母の料亭に親戚が集まった時には、親戚の人たちとやってるのは見たことがあります。

 料亭の部屋の何箇所かで、おじさんたちが集まって、当時のことなのでタバコをふかしながら楽しそうにやってました。そこをちょこちょこのぞきにいくんですよね。トランプと違ってがしゃがしゃ音がしてるのは面白いなと思ってました。

 そんな風に、子どもたちは子どもたち、おばさんたちはおばさんたちで集まってなんやかんややってたので、父はおじさんグループで麻雀やってた感じなんでしょう。


 それから、なんでだったか父親の知人か誰かが麻雀屋さんをやめる時に、牌を一式もらってきて、うちの実家のどこかにはそれがあります。それを触って少し教えてもらったことはありますが、それだけで家族でやることとかはなかったです。

 

 もしかしたら父は家族でやりたかったのかなあ? でも母はそういうの全く興味なかったし、妹ももしかしたら母よりもっと興味がない。私はなんでも興味を持つ方ですが、それだけで特に本格的にやるということはありませんでした。もしも私だけが興味を持っても2人ではやれないですしね。

 って、そういや2人で2つずつ持ってやったことあったな。もちろん、父が横から見てでしたから、本格的に対戦したわけではありませんが。


 思えば父にはチェスも教えてもらったし、碁や将棋も少しぐらい教えてもらったけど、どれも本格的にはやらなかった。何やっても父には叶わなかったですが、どれも結構強かったな、あの人。ビリヤードも1回だけ一緒にやったことがあるかな。でもゴルフは打ちっぱなしにも連れて行ってもらってないなあ。


「麻雀覚えなさい」


 そういってT氏にスマホに麻雀ゲームを入れられてしまったんですが、やり方はやっぱり知ってます。もらって捨てて「ポン」だの「チー」だのであがる。アプリなのでクリックするだけで勝手に話が進み、点数も勝手に計算してくれて1ゲームが終わりますが、やっぱり役とか全然分からないし、私がやるのはこの先もずっと「ポンジャン」な気がします。


 とりあえず今現在私が知っている「役」は「2個ずつ集めるにこにこ」と、一つの種類ばかり集める名前は知らないけどそういうやつと、「とんなんしゃーぺーはくはつちゅん」だけ集める何かがあるらしい、だけです。


 ポンジャンと麻雀の違いが今でもいまいち分からないですが、どこまでどう覚えてたらポンジャン卒業になるんでしょう? やっぱりよく分からないー!

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