表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年  7月
833/1001

コロッケはおかずだ

 これで始まるのはどうかと思うのですが、口を開くとこれしか出てこない。


「暑いですね」


 昨日は作業してたら少し熱中症っぽくなってしまい、ヤバいと思って早退しました。いつもより1時間半ぐらい早く帰ったかな。幸いにも水分とって涼しい部屋で涼んでいたらすぐに良くなりましたが、いや、この暑さはバンバン倒れる人が出てもしょうがないです。


 そういう日にはご飯作るのもめんどくさいのでおかずやお弁当を買ったりしますよね。私は昨日、もうそれまでに晩ご飯の準備をしてあったし、買い物に行くのもしんどかったので直帰しましたが、もしも作ってなかったらきっと何か買って帰ったと思います。


 そういう時、お弁当を見てどうにも悩むんですよ。


「鮭弁当が食べたいけど一緒に入ってるコロッケと玉子焼きがなあ」


 大抵のお弁当に添え物みたいにして入ってるコロッケ、どうしてあんなにおいしくないんでしょう。ベチャッとして油臭いみたいな。そして卵焼きは甘くて粉っぽい。あの二つが嫌で、最近はお弁当はあまり買わなくなりました。買うならおかずを買ってご飯だけ炊くことが多いかな。お惣菜として買うならコロッケ、結構おいしいのもあるのに。思うに、お弁当に入って湿気でべしゃっとなるからおいしくないんでしょう。


 そのコロッケについて、こんな声があるのを知り、びっくりしました。


「コロッケで白米は食えない」


 ええっ! だったらなんでいっつもお弁当に入ってるの!


 その理由としてはこんなことが上げられてました。


「フライドポテトで飯食えないでしょ」

「コロッケは副菜、メインが欲しい」

「コロッケは芋」


 そんな感じです。


 うちではコロッケはおかずで、母が作ってくれるコロッケが大好きでした。私もその味を継いでいて作るのは作るんですが、コロッケって手間の割に評価されないおかずNo.1でもあるように、結構面倒なのであまり最近は作ってません。

 そんな時、おいしいコロッケを売ってたらそれをおかずにはしますね。めんどくさかったら千切りキャベツを買ってそれと盛り付けておかず完成です。


 だからおかずじゃないと言われてびっくりすると同時に、その意見の中の「副菜」というのを見て、売ってるお弁当には確かに副菜として入ってるなとその部分は納得しました。


 けどなあ、悲しいです。かなり手間暇かかるのに、そうやって作って出して、


「おかずじゃない」


 って言われたらこりゃ悲しいですよ。そりゃ作らずに買う人増えますって。


 そうそう、うちではコロッケの中身を作って衣を付けず、焼いていただくことも多いです。「コロッケの中身」と言ってましたが、世間的に聞こえがいいように言うなら「お焼き」って感じですかね。やっぱりおかずで食べますが、おいしいですよ。ホットプレートで焼きながら食べることもありましたし、フライパンで焼いて出すこともありました。


 他にもおかずにならないと言われてる物に「肉じゃが」「かんとだき(おでん)」なんかがありますが、うちではどれもおかずです。煮物って立派におかずなのに、なんでこういうのだけ「これでご飯が食べられない」と言われるのかさっぱり分かりません。


 そういや関西でよく言われる「お好み焼き定食」ですが、私はバリバリ関西人の関西至上主義なんですが、これは食べません。ご飯とお好み焼きって合わないと思うので。たこ焼きも一緒には食べない。でも「そば焼き」は食べます。あれはご飯や千切りキャベツを具のキャベツとは別に添えてもおいしいです。


 コロッケ、おかずですよね? 


 久しぶりに作りたいけど、暑さに負けてるので秋になるまでは無理かなあ。いただきもののじゃがいもがいっぱいあるから作りたいのに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ