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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2022年 12月
82/1001

メール会員割引とは……

 スペイン戦で早朝から興奮した日のことですが、行きつけのパン屋さんからお知らせのメールが届きました。


「メール会員様10%オフのお知らせ」


 月に一度そういう日があるのがちょうどその日でした。


 たまたま、もうすぐ期限切れのそのお店の金券があり、いつ買い物に行こうかなと考えていたので、どうせならこの日にしようと決めました。

 いつも買っているハードトーストが人気の品で、うっかりすると売り切れてしまう。それでいつも電話で予約しています。大抵、お昼頃に取りに行くんですが、何か虫が知らせたんでしょうか、その日に限って、


「いつになるか分かりませんが、絶対に取りに行くので置いておいてください」


 そう頼んでおきました。


 仕事で少し予定があったので念のためと思ったんですが、自分ではいつもぐらいの時間に行くつもりでした。


 そうしたら、仕事でアクシデントがあり、他にも来客やらなんやかんやと続きまくり!


「なんで今日こんな忙しいの!」


 今週は色々とあって忙しく、普段よりも疲れてもいました。その上にサッカーで早起き、これは勝っておめでとうですが、ジェットコースターにでも乗っているように、上がったり下がったり、本当に物事って重なる時は重なるんですよね。


「もう晩ご飯作る気力ない、何か食べにいこう」


 スーパーかコンビニでお弁当でも買う方が楽なんですが、なんか、気分的にちょっと盛り上げたいというか、乗り切った自分にご褒美と、ついでといってはなんですが日本が勝ったお祝いも兼ねて、外食することにしました。


「ご飯食べに行く時にパンも取ってこよう」


 わざわざパン屋さんまで行くのもしんどかったので、そういうことにしました。


 パン屋さんでパンを受け取り、そのままお好み焼き屋さんへ!

 家ではやりますが、外で鉄板じゅうじゅうで食べるのは本当に久しぶり、堪能いたしました。

 やっぱりお好み焼きは鉄板ですよね!


 そうして家に帰ったら、もう何もやる気力も体力もなく、お風呂に入ってもう9時台にはバタンキュー(死語)してしまい、朝までぐっすり爆睡です。

 

 朝、よく寝たからか、すっきり目が覚め、ふと、思い出しました。


「ああっ、昨日メール見せて会員割引してもらうの忘れた!」


 そう、昨日パンを買うと決めたのはそのためです、割引してもらうためです。それがなかったら、あんな忙しい日わざわざパン取りに行く必要なんてなかったのに!

 

 思い出してももう遅い、一体何をしてるんでしょうかね、私は。

 ついでにお正月の福袋の予約も忘れました。

 ああ……


 やっぱり人間はゆとりを持って動かないとだめだなと痛感。

 お好み焼きがおいしかったのが唯一の救いです。

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