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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年  7月
813/1001

どこかで見たよな七夕

挿絵(By みてみん)


 今日は七夕、毎年この時期は雨が多く、年に一回の織姫と彦星のデートがなかなかむずかしかったりするそうですが、今年はぎんぎら「熱中症に気をつけて」なほどのお天気ですので、気持ちよく会えることでしょう。


 年に一度と言っていますが、そもそも織姫彦星と言われる「牽牛織女(けんぎゅうしゅくじょ)」の2つの星の間は、


「14.4光年」


 離れているので、


「光の速さで急いでも往復29年弱かかるなら、年に一度のデートなんで無理じゃん」


 とは、ネタとしてよく耳にすることですが、ちょっと考え方を変えてみたらどうだろうと思ったりもします。


 この「14.4年」という単位、これは私達が生きている星、地球の公転を基準で考えているんですから、織姫彦星のいる星というか世界というかでは、地球の29年が一日と考えれば辻褄が合う。そうなりませんか?


 そもそもが天の神様が引き合わせた二人がラブラブ過ぎて仕事を怠けるもので、


「あんたらもう1年に1日しか会っちゃだめ」


 と、天の川のあっちとこっちに引き離されたんです。宇宙のスケールから考えたら29年が1日の星があってもおかしくない。


 と、そっちの方はおかしくないぞと一区切りつけたんですが、他にちょっと気になることが残っておるのです。


 7月1日の「ご当地新聞」の時に「神戸のメロンパン」の写真をアップしたんですが、実はその時にもう一つ買ってあったお菓子がありました。


「七夕」


 そう書いてあるお菓子だったんですが、


「あれ、君たち他の時にも会ってるよね、しかも毎年」


 そう思って買ってしまったんです。


 それはお雛様の時に毎年「コープさん」で買うお菓子なんですが、4つ入りで緑色の男の子の「お内裏様」とピンクの女の子の「お雛様」と思われるカップルと、ひし餅が2つのセットです。


 今回見つけたお菓子の「織姫と彦星」がどう見てもそのまま「お内裏様とお雛様」そのまま。ひし餅が1つになって、代わりにあんこが入った「笹餅」がセットでした。


 つまり使いまわしてるー! おもしろい! いや、初めて見たよ。こんなことしてるなんて知らなかったなあ。


 このお菓子を作ってるのは、父親の故郷の愛媛県に本社がある会社で、ここの会社のお菓子を見るとつい買ってしまいます。それで妹に写真を送って見せたところ、妹も知っていて、去年買ったそうです。


 これまではお雛様の時にこのお菓子を探しに行ってましたが、今度からは七夕にもこれを買いに行かないとな。


 賞味期限の関係で買った日に食べてしまったので、今日は七夕のお菓子はなしです。というか、昨日買い物に行った時に買い忘れたんですが、その時に食べたからいいかなと自分に言い聞かせて我慢しています。

写真の左上は「七夕」で右上には「ひなまつり」と書いてありますが、中身は下段のようになっています。

左下の七夕には笹餅が入っていて、右下のひなまつりには七夕の三色餅をひし形に切ったひし餅が2つ並んでいます(笑)


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