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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年  6月
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タイムランチ

 妹が来た時に、色々と話をしてたと思うんですが、


「一体どんな話をしてたっけ?」


 考えてみたら、特に中身のある話ってしてなかったように思います。


 まずは餃子の話はしてました。どうして餃子を作ろうと思ったかを説明してましたね。何しろ10年ほどの間に3回父親からリクエストがあったことがあったもので。

 そこから買い物に行ったら白菜が安かったことやら、こういうのを作れるようになるぐらいちょっと元気かなという話に移行。


「なんでかすごくしんどかった、なんでかな」


 と言ったら、妹が、


「環境が変わったからじゃないか」


 と。


 父が亡くなってもう2年を過ぎましたが、そのことで確かに生活は変わりました。思っている以上にストレスなんでしょうね。他にもちらちらと心当たりはありますが、やはり生活のリズムその他が変わったこと、それが大きかったんだろうなという話をしました。それに体が慣れてきたので、少しゆとりが出てきたんじゃないか、そんな話になりました。


 それから次は、先日来話題にしていた「コルネ・コロネ問題」です。これは結構盛り上がりましたよ。今のところ、私と妹、それからもう一人友人のRの3人以外、全員「コロネ」なんですから。


「コロネなんて聞いたことなかった」


 と、妹も腑に落ちんという顔で言ってたので面白かった。


 そこから「冷麺・冷やし中華問題」「そば焼き・焼きそば問題」とかになって、


「神戸には両方あるからかな」


 という結論に。


 どういうことかと言いますと「冷麺」と聞くと神戸の人間は「冷やし中華」を浮かべますが、大多数の人が浮かべる「冷麺」は「平壌冷麺」とつけないと浮かばない。

 それから「そば焼き」は大多数の人が浮かべる「焼きそば」ですが、神戸で「焼きそば」というと「あんかけ焼きそば」なんですよ。中華風の焼きそばが「焼きそば」で、お好み焼き屋さんで出るのが「そば焼き」です。話をしててそんなことを思い出しました。


 それで以前、ここにもちょこちょこ出てくるD氏に、


「焼きそばをそば焼きって言うんか、じゃあ焼きうどんもうどん焼き?」


 とからかわれた時に、


「え、そうやけど」


 と言った話になったことも思い出した。


 その続きに、


「じゃあ焼き飯は飯焼きか」


 と言われて、それはないと言ったら変みたいに言われたんですが、あるんですね「めし焼き」のところ。


 香川県です。妹がその話をしてから検索をかけて、


「香川県にはびっくりやわ」


 と言ってきたんですが、うどん県と言われる香川県では「うどん焼き」らしい。それから一部ではありますが「めし焼き」と言うお店もあるみたいです。神戸でも今では「焼きそば」がメジャーになってきてますから、香川でもこちらは減ってきてるかも知れませんが、確かにまだ看板にそう書いてあるお店はあるようです。


 それから少しずれますが、びっくりしたのは、


「ランチタイムをタイムランチ」


 と言うらしい。


 いや、そば焼き、うどん焼きどころじゃない。これ逆にしたら全然意味違ってくるんじゃないの? そう思ったんですが、ちゃんと理由がありました。


「昼休みという時間タイムに食べられるメニュー」


 らしいです。


 つまり「ランチ」を食べられる「タイム」ではなく、「ランチの時間に食べられるメニュー」を意味しているらしい。聞けば納得です。


 うーむ、調べてみると面白いことがいっぱいあるなあ。


 取り立ててこれということのない与太話から、また新たな与太話が生まれて、与太話の輪はどこまでも広がりそうです。

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