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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年  6月
788/1001

うの花寿司

挿絵(By みてみん)


 先日、父の日に握り寿司を作ったんですが、その後で違うお寿司が食べたくなりました。


「うの花寿司食べたいなあ」


 どんなお寿司かと言いますと、うちの場合ですが、


「お酢でしめたいわしを乗せたお寿司におからをまぶしたお寿司」


 です。


 中学まで住んでいた最寄り駅近くのお寿司屋さんで、何かあると親が買ってきてくれてたお寿司なんですが、すごくおいしかったんです。それを家で真似して作るようになったのがうちの「うの花寿司」です。


 調べてみたら、うちが当時買っていたお寿司屋さんは今もあるらしく、そこも出てきましたが、近くにいくつか同じ名前のお寿司を出しているお店もあるらしいです。「バッテラ」を使ってるお店もあれば、「サバ寿司」(バッテラとは似てるけどやっぱり別ですよね)でやっているお店もあるらしい。

 元々がここのお店のオリジナルかどうか分かりませんが、今もあると知ってうれしくなりました。また最寄りまで行ったら買ってみたいなあ。


 とにかく、そこのを真似して作り出したんですが、私がやり始めたのか母がやったのかよく覚えていません。というか、こういうのやりそうなのは私なんですよね。合せ技かも知れないなあ。


 元がサバなのか他の魚かは分かりませんが、うちでは「いわしの酢漬け」を使って作ります。見た目はは「すずめ寿司」に似てるかも。


 買い物に行ったらちょうど新鮮ないわしを売ってたんですが、


「うの花寿司するにはちょっと大きいけど、切って作るか」


 ということで、買って帰ってお酢に漬けておきました。


 いわしの酢漬けが完成したのでお寿司を作りますよ。そのまま食べてもおいしいんですが、今回はお寿司にしたいのです。


 ちゃちゃっと酢飯を作り(最近手抜きで作るようになった)それをお皿の上に並べて、からしをぬったらいわしを並べていきます。その上から味付けした「おから」、つまり「うの花」をかけたら完成です。


「うの花」


 はおからに砂糖、酢、それから卵を入れてフライパンで粉みたいになるまで炒って作ります。これだけ食べてもおいしいんですが、お寿司と食べるとなお美味しいのです。

 おからがぱらぱらするけど、こぼさないように気をつけて。そのまま食べてもいいし、お醤油をつけてもいいです。甘酸っぱいおからといわしの酢漬け、それに酢飯と酸っぱいトリオがよく合ってる~


 そういえば、父の父、私の祖父はそうやって味付けたおからを握った上に魚を乗せてお寿司を作って食べていたと父から聞いたことがあります。パラパラにしないでしっとりした段階で握ってご飯の代わりにしていたようですが、私はそれはやったことがありません。今度やってみようかな。

 今はもう、覚えてる人も多分いないと思いますが、一度作ってみたくなりました。


 お酢でしめた魚の方がいいのかな、乗せるの。普通のお刺身とはなんか違う気がする。まあ色々やってみるか。

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