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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年  6月
782/1001

47パーセント増量ロールケーキ

挿絵(By みてみん)


「関西は午前中は雷雨に注意」


 そんな風にテレビの天気予報で言ってたので、


「このあたりはもう雨ほとんど降ってないけど、そんじゃ午前中休むか~」


 と、お昼から実家に行くことにしました。


 いつもより遅く家を出て、ついでに先にコンビニ振り込みに行きます。前回、忘れてて1日のことで振り込みできず、ほんの少しですが延滞金が付いてて悔しかったのです。自分が悪いんですけどね!


 振り込みに行くのはマンションと目と鼻の先の青いコンビニ。


「そういやまた増量キャンペーンやってたな」


 テレビCMで見たのを、ふと、思い出しました。


 レジは1つだけに店員さんがいて、2人並んでいたのでその後ろに並ぶついでにスイーツの棚を見たら、


「増量キャンペーンは人気で売り切れててごめんなさい」


 みたいなのが置いてありました。やっぱり売り切れてるんだなあ。あまりの人気で一人一つにしてるから、それなりに買えるよと書いてたのも見たけど、タイミングですな、こういうのも。


 列に並んでたら何か作業してた店員さんがレジにやってきて、私を呼んでくれました。一人終わって次の順番になってたんです。


 振込用紙とお金を渡して振り込み完了。どうだ、今回は来てすぐ振り込んでやったぞ、とこっそり得意になる。そして、なんとなく店員さんに聞いてみました。


「増量のロールケーキやっぱり売り切れてるんですねえ」


 何も考えずに聞いただけだったんですが、そうしたら思いもかけない返事が返ってきました。


「あ、今荷物が来たのであの『ばっかん』のどこかにあります」


 って、なんですと!


 どうやらこの店員さん、来た荷物を並べようとしてたけど、レジに人が並びだしたので来てくれたみたいです。


 私の支払いが済んだら、すぐにその「ばっかん」って言うんですかね、荷物の箱を積んでいるところに飛んでいって、持って振って「ありますよー」という感じで見せてくれて、持ってきてくれました。


 途中、ついでのように、


「サンドイッチとかももう10分ほどで売り切れるかも知れません」


 と、他にも欲しいのがないか聞いてくれたんですが、私の目的はロールケーキだけだったので、それだけ買うことにしました。


「いやあ、ラッキーでした」

 

 思わずそう言ってしまいましたが、本当にすごいタイミングです。


 実家に行って、


「そういや食べるもの特になかったな」


 と、カップ麺を食べたんですが、おすすめしてもらった増量のサンドイッチを買ってもよかったかな。あまりコンビニ行かないので、ロールケーキだけしか知らなかったんですよ、本当に。


 増量のロールケーキは後でいただきましたが、


「クリームばっかりー」


 な感じでした。


 付属の小さいスプーンで掘っても掘ってもクリームばっかり。ロールケーキのロールの部分はちょっとあるだけ。すごいクリームの量だ。


 おいしかったです。あれで210円(税別)はすごく値打ちある~


 一つ食べたらお腹いっぱいになるので、食べる時は覚悟の上でどうぞです。

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