表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年  6月
770/1001

黄色いポン酢

「ポン酢」


 と聞いて、皆さんはどんな色を思い浮かべるでしょうか?


「それはお醤油の色じゃないの」


 という方多いんじゃないかと思いますが、残念ながらそれは、


「ポン酢醤油」


 です。


「ポン酢」


 それは、


「柑橘果汁と酢でできた調味料」


 なので、本来は、


「黄色い」


 のです。


 と、ここまでが私のこだわりの部分です。


 実は黄色いポン酢が好きです。でも、今は売ってるのの大部分が「ポン酢醤油」なので、近所のスーパーに買いに行ってもほぼ黄色い「ポン酢」は売ってない。うちの近所では一軒だけ、一番小さい150ミリリットルのを売ってるだけで、他は全滅です。すごく小さいので料理に使うとすぐになくなってしまう。

 

 私が欲しい黄色いやつ、メーカーで調べたら「150ミリ」と「360ミリ」の2種類ある。でも近所では売ってない。

 ただ、少し離れたところにある業務用の食品を売ってる店で、いつもは行かないところには1.8リットルのを売ってたのは見たことがあるんです。


 そのことをここにもちらちら登場する腐れ縁のH氏に以前ぼやいたら、


「大きいの買うたらええやんか、なんやかんやつこてたらなくなるって」


 と言われたんですが、なかなか思い切りはつかなかったんです。


 だって、一升瓶ですよ? 今はペットボトルだけど、前は瓶で、日本酒とか買うのと同じ大きさですよ?


 それで小さいのをちまちま買ってたんですが、先日、どうしても欲しいと思う出来事があったんです。


 数年ぶりに焼き肉を食べに行った時、その業務用のスーパーの前の道を通るんですよ。その時に寄って買おうかなと思ったんですが、雨も降ってたし、道も混んでるし、


「帰りに空いてたら寄るか」


 と思ったら、やっぱり雨が降ってて混んでて、それで反対側で、お腹もいっぱいだし、めんどくさくなりました。


 ところが、


「ああ、やっぱり寄ってみればよかったなあ、今も売ってるかどうか分からないけど」


 と、ものすごーく欲しくなってきたんです。


 でもそっち行く用事はない。わざわざポン酢のためだけに行くのもなあ。


 で、ふと、思いつきました。


「ネットにあるんじゃね?」


 ありました。

 

 買いました。


 届きました!


 ありがとう!


 今、私の手元には1.8リットルのペットボトルの黄色いポン酢があります! やっちまいました!


 まあ、お酢ですしね、多少賞味期限切れても気にしないし、何しろお酢使った料理も結構作ったり食べたりするので、なんとか使い切りますよ。冷麺のタレにも使うし、夏でも出番はたくさんあるはず。


 ほくほくして実家の冷蔵庫を開けて気がつきました。


「ああっ、ちょっと前に買った小さい瓶の、まだほとんど残ってる!」


 もうちょっと後で買えばよかったかな、でももう開けてちょっと使ったし仕方ないよね。


 がんばって使います!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ