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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2022年 11月
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聖地巡礼

 テレビを見ていたら海外のアニメファンの方たちが日本で「ここはあの場面に使われたんじゃないか」と言われている場所巡り、いわゆる、


「聖地巡礼」


 をしていました。


 公式には「ここですよ」と言われてはいないらしいのですが、それでもファンの間で、あそこのシーンはここ、と言われている場所、行って、


「ここです、感動しています」


 と、そのポスターと同じ場所、同じポーズで写真を撮影されていました。


 それで、ふと、思い出しました。


「ああ、私もやったことあるな」


 私が学生の頃から、ちょうど叔父が東京に転勤で埼玉に住んでいました。東京の大学に行ってる友人もいたし、卒業後東京で就職した友人もいるので、ちょこちょこ東京に行ってはあちこちうろうろしてたんです。 

 

 有名な観光地に行くのはもちろんですが、好きなバンドのライブや色々な催し物、美術館なんかを見に行ったり、友人宅に転がり込んでたかだか一週間ほどですが生活していたこともあります。


 そのあっちこっちうろうろしてたのの一つが、今にして思えば聖地巡礼でしたね。


 どこに行っていたかと言いますと、主に新宿周辺です。


 そして何の聖地かと言いますと、


「魔界都市<新宿>」


 シリーズでした。


 当時、菊地秀行作品にはまっていて、「吸血鬼(バンパイア)ハンターD」から入り、色々と読みまくって、そのうちの「魔界都市シリーズ」にももちろんはまっていました。


 それで新宿なんですが、一番行きたかったのが、


「秋せんべい店」


 でした。


 これはシリーズの「魔界都市ブルース」の主人公、「秋せつら」が西新宿の老舗せんべい店の主人だったもので、架空のそのお店のあるあたりをうろうろし、


「このあたりにお店があるのかー」


 と、一人で写真を撮ったりして楽しんでいました。


 どこに行ったかとかあまりよく覚えていませんが、お店のあるあたりや「花園神社」に行ったのは覚えています。


 主人公のせつら君ですが、二重人格で一人称が「僕」と「私」です。そして商売もせんべい店と一緒に「人探し屋」をやっています。

 美貌で、そのためにせんべい店も大繁盛なんですが、この時に使う一人称が主に「僕」で、ぼ~っとしたその人格が色々あって覚醒? したら「私」という冷酷な人格に変容するという設定と、バイオレンスなお話が面白くてかなり読んでたんですが、気がつけば読まなくなってました。

 調べてみたらも今も続いているんですね。知らなかった。


 私は定期的に「本減らさなくちゃ!」と、大規模に本を処分することがあり、その時に多分かなりを手放してしまったんですが、聖地巡礼の話をしてたらまた読みたくなってきたなあ。

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