表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年  5月
732/1001

あなごんくムくムちょうばちょうげつりしんしんにょう

挿絵(By みてみん)


 ここにもしばしば話題に出る腐れ縁のH氏が、


「特殊すぎて逆に読めるやつ(笑)」


 と、ある難しい漢字のネタのSNSのリンクを貼ってきました。


 なんだろうと思って見たら、


「あ、私もこれ読める」


 という本当に特殊な漢字でした。


「びゃんびゃん麺」


 とてもここでは漢字が出ない特別な料理の名前です。


 中国陝西省西安市の郷土料理らしいのですが、この麺のためだけにある漢字だと以前何かで読んだことがあり、それで読めたのです。


 そうしたら今度は、やはりここで時々顔を出す、通勤途中に普通の本のカバーをかけてBLを読んでる腐女子のSちゃんが、ある動画のアドレスを貼ってきた。


 それは某コンビニの「びゃんびゃん麺」のCMの動画だったんですが、ある芸人さんが「これどうやって書くねん」と言いながら、音楽に乗せてその書き方を歌っているもの。見た瞬間に吹き出して、そして一発で覚えてしまいました。


「あなごんくムくムちょうばちょうげつりしんしんにょう」


 これが「びゃんびゃん麺」の「びゃん」の書き方です。


 「あな」は「穴冠」でその下に「ごん」は「言」を真ん中に書き、その両側に「くム」を1つずつ書く。これは「糸」の上の部分、「滋賀県」の「滋」の右側の「ゲジゲジ」と言われる部分をひらがなの「く」とカタカナの「ム」で表現してる。うまいなあ。その「くム」を「言」の両側に1つずつ配置します。

 次は「ちょうばちょう」ですがこれは「長馬長」をそのまま下に配置します。

 その次の「げつり」は「月」と「利」の右側の「りっとう」です。「刂」のところですね。それをさっき書いた上の2つのパーツの両側に配置。

 さてその次の「しんしんにょう」ですが、これは「心」の「しん」とそのまま「しんにょう」で「辶」です。

 さっきまでのパーツを組み合わせた下に「心」を設置して、全部を包み込むみたいにして「辶」を書けば、いや、描けば完成です。


 書けるようになってしまいました、一発で!


 おそらく、普通に生活していたら一生書く機会なぞない漢字を、ただでさえ少ない脳の容量を減らしてまで覚える必要があったのか! そう思って愕然としてしまいましたが、覚えてしまったのは仕方ない。


 昨夜は何回も頭の中でリフレインしながら寝たので、もう海馬に定着してしまったようです。


 朝起きたら、音楽は忘れてたんですが「あなごんくムくムちょうばちょうげつりしんしんにょう」はしっかり残ってて、どうも忘れそうにありません。


 ついでに書いてみたら書けました。


 最初に見たH氏の出してきたネタでは、


「どうして日本人がこの漢字を読めるんだ」


 と中国人が驚いていたというものですが、みんなでマスターして中国人より多くの日本人がこの漢字を書けるようになったらいいなと思っています。


 さあ、みなさんご一緒に!


「あなごんくムくムちょうばちょうげつりしんしんにょう」


 動画が気になる方は「びゃんびゃん麺、CM」で検索したら見られると思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ