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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年  5月
726/1001

鍋底真っ黒!

挿絵(By みてみん)


 失敗しました、お鍋焦がしました!


 今日、買い物に行ったらいつもの「豚軟骨」があったんですよ。


「これを圧力鍋で角煮風にしてやろう」


 そう思いついたので、帰って早速圧力鍋に軟骨と砂糖とはちみつと焼酎を入れて火にかけました。


「蒸し野菜でも一緒に作るかな」


 お昼は残ったご飯とだし巻きとソーセージでも焼いて、その蒸し野菜をちょっと食べたらいいや、そんな風に思って準備。


 圧力鍋、この間実家に持ってきてから2回目の登場です。今回は軟骨を蒸さずに煮込みます。甘味だけ入れて柔らかくなったら醤油を入れて味を整えます。それをもうちょっと煮詰めたら完成の予定。


 圧力鍋がしゅうしゅうと大きな音を立てて、ついでに換気扇もつけてるので音がほぼ聞こえない。そのまましばらくして、ふと、気がつきました。


「なんか焦げっぽいにおいがしてるが、圧力鍋じゃないだろうな」


 急いで圧力鍋の火を止めて、そこで気がついたんです。


「ああっ、野菜の方か!」


 蒸し野菜というか、少ない水分で蒸し煮にしてたんですが、音がかき消えてたのですっかり忘れてた!


 フタを開けたら、


「やっぱり焦げてる!」


 鍋底一面真っ黒!


 急いで野菜の無事なところを救出しました。底に火が通りにくいジャガイモを敷き詰めてたら、それが焦げてる。焦げたところだけ取ったら、なんとか食べられそうなぐらいではある。


「問題は鍋だ……」


 見事に一面真っ黒、普通のアルミの鍋なんですが、もう何年も前に「ガシラ」を炊いてて、疲れて寝てしまって同じようにしてしまったことがあった。


 ということで、修復作業に入ります。


「漂白剤!」


 食器用の塩素系漂白剤をダイレクトに焦げに投入。みるみる漂白剤が黒くなっていきます。前もこれで復活させたのでした。


 この方法、もうずいぶん前に母が伯母から亡くなったといってやっていたんです。漂白剤、強烈ですが効きます。1時間ぐらい浸けてたら、かなり黒い部分が溶けてます。

 さらに上から「てこ(お好み焼き食べる時のあれ)」でごしごしこすったら、かなり取れてきました。


 なかなか完全に真っ白とはいきませんが、今の段階で最初の真っ黒な段階を知ってる人は、


「信じられなーい! これがあの焦げた鍋なの!」


 と、テレビショッピングの人みたいに言うと思います。


 漂白剤を入れ替えて、もう一度浸けてます。後で流したら金だわしででもこすったら、オッケーでしょ。


 注意事項!


◯やろうかなと思った方は、あくまでも自己責任でお願いします。


◯うちのはアルミの鍋なのでこれでなんとかなってますが、樹脂加工とかしてるのには絶対にやらないで! やったことないので、どうなるか保障はできません!


◯やる時には換気扇をつけてください。換気重要!


◯絶対に洗剤と混ぜないでね!


 真っ黒になって捨てる方も多いと思いますが、まあそういう修復方法もある、ということで。

 写真は1時間ほど漬けて軽くこすったものです。まだまだきれいになりますが、途中経過を。

 元の真っ黒な写真も撮っておけばよかったなあ。

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