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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年  5月
721/1001

どこどこまでも

 私は野球には興味がない、というかほぼサッカー以外のスポーツには興味がないもので、自分から進んで野球のニュースや番組を見ようということはありません。

 ですが、そんな私でも、たとえ話題がなくとも無理やり大谷ネタをやる「大谷ハラスメント」と言われるぐらい、年がら年中「オオタニサーン」の話題を取り上げられていると、嫌でもそこそこの話題は耳に入ってきます。


 その当時、えらく仲が良い通訳の人がいる、その人と実の兄弟のように助け合ってああだこうだとやっていたので、


「遠い地でがんばるのに、そういう人がそばにいると安心だろうな」


 と、思っていたら、まあみなさんもご存知の通り、えらいことをやっちゃってました。びっくりしたなあ、もう。


 第一報では、


「大谷選手のお金を6億円ほど使い込んでた」


 ということだったので、その時にもかなり驚きましたが、その時には、


「大谷選手が借金を支払ってくれた」


 と言っていると聞いて、


「それほど大事な人だったら、あの人ならそのぐらいのお金払ってあげるのかもな」


 と、思っていました。


 そうしたら、それが全くの嘘。その手口もあんぐり口を開けたまま固まってしまうぐらい。いや、そこまでやるのかともう半笑いになりました。 

 

 その裁判が始まったとかで、テレビで色々やってたんですが、さすがにこれは半笑いからもう大笑いして、


「どこどこまでも、そういうことやってたのか」


 と言ってしまいましたとも。いやあ、ここまでやってるともう清々しいね、もちろん嫌味をこめてですが。


 今回聞いたのは、この人が大谷選手に、


「歯の治療がしたい」


 と話を持ちかけたそうで、そんなもん自分の歯ぐらい自分でなんとかせえよと思うものの、どういう話の流れからか、大谷選手が900万円以上の治療費として小切手を切って渡したそうな。そしたらその小切手を丸々「ぽっぽないない」した挙げ句、なんと大谷選手のデビットカードで支払い済ませたって。


 治療費、もらったんでしょ? なんでそれを自分の銀行口座に入れるかな? そうした上に無断で大谷選手のカード使って支払いって、二重の裏切りじゃないか。しかも歯は本当にきれいにしてるし。


 どういう神経してるか疑うなんてレベルじゃないですね。


 日本ではこの人にまで注目して、英語の教科書にまで載ってるって言うじゃないですか。そういう話聞いて恥ずかしいと思わなかったのかな。というか、どう受け止めてたんでしょうか。単なる横領の何倍もの裏切り行為。心が痛まなかったんでしょうかね。


 普通に判決が出たら33年の禁固刑が妥当じゃないかということやらかしてますが、司法取引で素直に認めて、どうやってか分かりませんが、


「使い込んだお金は全額返す」


 という条件で、4年か5年の禁固刑に減刑になるんじゃないかとの話です。このへんもアメリカのすごいところです。


 今発覚している以外にも、歯医者並のことをまだちょこちょこやらかしてるんじゃないかとも思ってしまいます。今で27億弱ですか、どこまで増えるんだろうな。それを全額返すって、どうやって?


 そう思ってたら、なんとこの人のことがテレビだか映画だかになるとか。それでお金が入ってきたら、もしかしたら全額返済なんてこともできるかも。


 なんというアメリカンドリームだ。どうにも日本人からすると理解不能なことが次から次へと出てきますが、どこどこまでもスケールが大きい話だなあ。やっぱり先行きが気になります。


 なんにしても結婚して、そばに信頼してくれる人ができてからでよかったですよ。そういう点でも大谷選手という人は運がいいのかも知れないな。

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