カミングアウト
以前「消えた人」にも書いたんですが、当時はネット仲間のことは家族はどこの誰やら分からない状態で、もしも突然私に何かがあったら彼らには伝わらないのだ、そう思うとどうにもこうにもたまらない気持ちになり、そのうち一人の携帯番号を許可をもらって母に預けました。
これで何かあっても連絡してもらえるとホッとしたんですが、幸いにも何事もなく現在に至っています。
そして今年、今度は小説を書いていることを友人知人にも伝えたいと思うようになりました。
一番大きかったのはこの夏、あまり体調がよくなかったことです。
8月には7年ぶりに大推しのライブがあり、そこまではなんとかがんばったんですが、終わった後でもうぐったりして、その上ちょっと救急車で運ばれるようなことがありました。
そちらは幸いにして半日ほどで帰されて、何事もなく終わったんですが、その一週間後、今度はずっと定期的に検査していたことが少し悪くて、二回も検査入院することとなりました。
そちらもとりあえず薬は一つ増えましたが、今までと同じように経過観察となりました。まあ、一年に一回の検査が三ヶ月に一回となってはしまいましたが。
そういうことが続き、ふと、
「もしも今、私が倒れて動けなくなったりしたら、小説を書いてることを友人知人は知らないまま、そして小説でつながりが出来た方たちも私に何かがあったことを知らないまま、どうして更新しないんだろうってなるのかなあ」
と、思ってしまいました。
これも同じ時に、
「理由もなく書くのをやめません、もしも黙ってそういうことがあったらそういうことだと思ってください」
とは書いていますが、いやいや、なんかそれは嫌だ、と思うようになりました。
そして友人の一部に「小説を書いている」ことをカミングアウトしました。
短編にも登場したL氏にはすでにバレていましたが、その他にH氏、D氏の男性3人と、車でBLかけてるY嬢、S様、Sちゃんの女性3人に話して小説のURLも押し付けました。
「もしも私に何かあったらこちらに書き込んでください」
とも頼んでおいたのでもう安心です、って、そういうつもりは全くありませんけど!
保険のようなものですね。
入っておいたら安心してかえって何もなかったりしますし。
まだ他の方にも言っていくだろうと思いますが、とりあえずそういうことをしてても理解してくれそうな人、甘えられる人、そういう人を選抜チョイスしてこのメンバーです。
早速D氏には短編の「ハヤシじゃない」のヒントをいただきましたし、Y嬢にもまだ書けていませんが「BLネタじゃないお題」をいただいています。
またちょっと創作世界が広がって、言ってよかったなと思っています。




